勇者始めました。(二百文字小説)
大学受験に失敗した小曽根弘樹は予備校に通うのをやめた。
「どうするつもりだ?」
その日の夜、父親が部屋に呼んで弘樹を問い質した。
「勇者になろうと思っているんだ」
弘樹は真顔で言った。
「何を考えているんだ! 大学に合格できない奴に勇者が務まるか!」
父親は激怒し、弘樹を家から追い出した。
数ヵ月後、勇者になった弘樹は宿敵の魔王を倒して世界を救った。
「大学に行かなくて正解だった」
弘樹は思った。
ということでした。
大学受験に失敗した小曽根弘樹は予備校に通うのをやめた。
「どうするつもりだ?」
その日の夜、父親が部屋に呼んで弘樹を問い質した。
「勇者になろうと思っているんだ」
弘樹は真顔で言った。
「何を考えているんだ! 大学に合格できない奴に勇者が務まるか!」
父親は激怒し、弘樹を家から追い出した。
数ヵ月後、勇者になった弘樹は宿敵の魔王を倒して世界を救った。
「大学に行かなくて正解だった」
弘樹は思った。
ということでした。
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