ストーカーは過激な水着を買うぞ!
夏休みの私の楽しみは、彼のブログを1時間おきにチェックすることだ。
タイトル:『明日はプール行ってきます』
本文:10時くらいに市民プールで。可愛い水着の女の子ナンパとかしようかな(笑)
その記事を見て小躍りする。プール!
しかもナンパ! 可愛い水着を着ていけばナンパされてお持ち帰りされてエトセトラ!
コメント:プールいいですね!
ところでブログ主さんは、どんな水着が好きですか?
彼の好みの水着のタイプを探るべくコメントを残すと、すぐに返信が返ってくる。
『露出が高いの』と。
私が持っているのは露出の低いスクール水着のみ。
というわけで、彼にナンパされるべく今から水着を買いにいくことに。
折角だし持つべき仲間を活用しようと、愛顔さんに可愛い水着を売ってるお店をメールで聞くことに。 市内にあるデパートに、スクール水着ではなく本格的な女性用水着のお店があるらしいのでいざ出発。
「……! ……」
デパートの水着売り場に向かい、そこで露出の高そうな水着を見て回るが、
あまりにも破廉恥すぎて見てるだけで顔が真っ赤っ赤。
何この、スリングショットって。ただのサスペンダーじゃん。
これは流石に無理だと、一般的なビキニで露出の高い、いわゆるマイクロビキニを手に取り試着室へ向かう。
ところが、重大な問題にぶち当たる。
露出の高い水着というのは、基本的にスタイルのいい人が着るものであり、
貧相な私の体にあった露出の高い水着なんてこのお店には売っていなかったのだ。
がっかりしながら、同時にこんな露出の高い水着着なくていいのかと思うと少しほっとしながら、
さらしみたいなセパレートタイプの水着を購入する。
スクール水着よりは露出は高いかもしれないけど、彼を満足させることはできるのだろうかと
不安になりながら帰路につく。
コメント:露出が高めなのもいいですけど、セパレートみたいな水着も大好きですね。
家に帰って彼のブログを見てみると、そんなコメントが。
まるで私がセパレートの水着を買うのを知っていたかのような都合のいいコメントだ。
ともかく彼の要望を満たす水着も買うことができたし、明日が楽しみだ。
明日は彼が遅刻しないように、目覚まし時計で強引に起こそう。




