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秋の文化祭へ

「だいぶ涼しくなったな」

 秋の始まりのような風を感じ、タツノリが目を細めた。

「体育祭は大活躍だったな。リレーの最終周で三人ゴボウ抜きとかってどうよ。カッケーやつ」

 タツノリの活躍を思い出し、俺は褒めた。

「そう言うなよ。おだてても何にも出ねぇぞ」

 まんざらでもなさそうな顔で、タツノリはくしゃっと笑った。

「シルフィは何してる」

「だいぶ学校に行くようになったよ。家で菜々子と勉強したから、戻りやすくなったらしい」

「そりゃ良かった」

「俺らの学校の文化祭を楽しみにしてた。うちのクラスは縁日だろ、俺の担当はスーパーボールすくいだからそろそろ用意しないとな」

「俺は・・・黒七先生が言ってたあれだろ」

「ピコピコハンマー戦?」

「そうそう」

 縁日の出し物、ピコピコハンマー。先に相手の頭に当てたほうが勝ちというシンプルなルールだ。

 タツノリが「俺、逃げるなら自信がある」って先生に言ったら担当に抜擢してくれたのだ。

「いくらお前の妹が客だからって、これは真剣勝負だ。手は抜かねぇからな!」

 タツノリのやつ、目がマジだった。

「そういう情熱をもっと勉強とかにつぎ込めって親や姉さんに言われないか?」

「うるせーな。悪い点取ったらまた補習受けりゃいいんだ。文化祭は一年に一度しかないんだぞ? 楽しまなくてどーするよ」

 タツノリはカラカラと笑ってみせた。

 

文化祭、すでにだいぶ昔になるので何をやったかは忘れてしまったのですが楽しかった印象だけは覚えています。

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