魔王倒したら勇者なのに魔王判定されました
勇者レインは死闘の末、大魔王リムジンを討伐した。そして、世界は平和になった。と思いきや。
レインに黒色の謎の液体がまとわりつく。
「うわあ…何これぇ!」
レインは気持ち悪さを感じる。その時だった!
【…新たな魔王の誕生を確認…ショウニンシマシタ。勇者レインは大魔王へグレードアップしました。】
という機械音声が頭に響いた。
一方王都では…
「なにぃ!勇者レインが闇落ちだと!」
「落ち着いてください黒王。折角の禿頭が台無しですよ。」
「ええい!宰相、お前は黙っとれ。」
そういって国王は爪を噛む。
「くそ!何で毎回お約束の様に…」
「勇者は全員禿なんじゃないですか?」
「は?」
「私は禿に託された最後の一本の毛を抜くことに言い知れぬ快感を覚えるのです。」
やばいやつがいるな。国王は胸中でそうつぶやいた。
「と、言うわけで我々人類合同会議委員会は勇者レインの排除を決定することとなりました。故に新しい勇者を召喚するわけですが、聖女セージョ殿異論はありますか?」
とある国際議会で議長が言う。
「ありません。」
と聖女は即答した。
「では、直ちに軍を組織しましょう。」
そのころ魔王城。
「いや、だから俺は魔王じゃないって!勇者だって!」
「主様!嘘をつかないでください!」
角が生えた従者が言う。
「うそじゃない!あったとしても勇者代行ね!…ちょっと静かにして。」
城の外から軍の行進が聞こえたのであった。




