表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
短い文章  作者: テスト
4/4

描写の練習

 洗濯物が物干しにかかっている。わりと等間隔に並んでいる。座椅子に座ってぼうっと眺めていると、男にとってはそんなことすら面白かった。乾燥させる目的で物干しにかけているのだから、当たり前と言えば当たり前だ。


 男はそんな物干しに向かい合うような形で座椅子に座っていた。いや、座っていたと言うのは、行儀が良すぎるかもしれない。それは座椅子から滑り落ちるような姿勢で、もはや床に寝転んでいると言った方が近いのかもしれない。男はその状態で頭だけを座椅子の背もたれ部分にもたれかけさせていた。


 年末年始、特に外に出ることも無く、男はずっとそんな感じで過ごしていた。男自身もこの部屋の一部であるかのように溶け込んでいた。


 時折、男は遠くを見つめた。そんなとき整然と並ぶ洗濯物が目に入る。それはだらしない自分の知らぬ部分が現れているようでもあり、その整然さにはだらしない自分は似つかわしくないことを示しているかのような、そんな複雑な気分になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ