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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

StrawberryMarriage〜契約花嫁は苺の香り

作者:愛龍
あの日――
俺はただ、苺が欲しかっただけだった。

名前も知らなかった小さな農園。
冬の陽射しを受けて輝く赤い果実。

それが、すべての始まりだった。

唇が触れたのは、もっとずっと後のことだ。
柔らかな吐息が混ざり、
心臓が軋むような音を立てたあの夜。

けれど、その瞬間でさえ――
俺は知っていた。
彼女の心が、俺にはないことを。

愛してはいけないと思いながら、
愛してしまった。
まるで、旬を過ぎた苺を離せないみたいに。

何かが壊れる音がした。
それでも手を離せなかった。

あの冬のハウスの香り、
紅茶色の瞳、
指先に触れた温もり。

たったそれだけで、
この人生を懸けてもいいと思った。

――あの日から、すべてが始まり、
そして、終わった。
プロローグ
2025/10/09 20:16
1
2025/10/09 20:27
2025/10/09 22:08
3
2025/10/09 23:00
2025/10/10 23:01
5
2025/10/12 10:14
6
2025/10/12 10:30
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8
2025/10/12 12:59
9
2025/10/12 21:21
10
2025/10/12 23:51
11
2025/10/15 20:47
12
2025/10/16 22:07
13
2025/10/17 13:50
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