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紫式部日記 舞夢訳  作者: 舞夢
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日ごろの御しつらひ、例ならずやつれたりしを

日ごろの御しつらひ、例ならずやつれたりしを、あらたまりて、御前のありさまいとあらまほし。年ごろ心もとなく見たてまつりたまひける御ことのうちあひて、明けたてば、殿の上も参りたまひつつ、もてかしづききこえたまふ、にほひいと心ことなり。


中宮様が昼間にお過ごしになられるお部屋の中は、行幸を迎えることもあり、普段とは異なり、装飾なども簡略にしていたのですが、(行幸後となり)それ以前のように戻しましたので、御前の様子は実に素晴らしい(ふさわしい)ものとなりました。

長年に渡り、待ち焦がれて来た(若宮誕生)慶事が、ようやく現実のものとなり、夜が明けると。道長様の北の方(源倫子)も、若宮の前に来られ、大変可愛がっておられます。このうえない華やかな栄光としか表現ができません。


※道長の北の方(源倫子は。行幸の日に、正二位から従一位に加階されている。(もちろん道長の意向通り)


当時の実質的な最高権力者道長、従一位の北の方、中宮彰子、そして若宮のおられる空間の雰囲気は、その時代の最高の栄花に類するもの。

紫式部としても、これを賛美するのが当然になる。(その当時の反体制派でない限り、当然なのである)

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