魔法の練習
見つけてくださり、ありがとうございます✨
「もう返事を貰ってきたんだね。速いね」
「はい、その為の隼便ですから。またのご利用をお待ちしております!」
そう言うと、隼便さんはあっという間に飛んでいった。
お父様はノトから手紙を受け取ると、読み始めた。
「うーん‥‥‥ドワーフ王も知らないか‥‥‥」
「トレントの移動の理由ですか?」
「あぁ、心当たりは無いそうだよ。 だが、何か情報が入ったら知らせてくれるそうだ」
「良かったですね、旦那様」
「そうだね、情報が集まるのを待つしかないかな」
「そういえば、ティムは何か知らないの?」
「んーとね、僕は何も感じなかったけど、大きなじじ様がね、嫌な気配がして気持ち悪いって言ってたよ。だから住む場所を変えようって」
「それは何処から?」
「んーわかんない。」
「言ってたのは大きなじじ様達だけだから」
「そうか‥‥‥やはり、地下深くなのかもしれないね」
「地下深く?」
「いや、何でもないよ」
「あの‥‥‥お父様、今更ですが、ドワーフ王と知り合いなんですか?」
「ん? あぁそうだね、まぁ知り合いだね。」
「もしかして、お父様って凄い方だったりします?」
「‥‥‥え?」
「ローズ、今更何を言ってるの?旦那様が何者かって知ってるでしょ?」
「ええっと‥‥‥まぁ‥‥‥」
「そうだね、あまり話してはいないから、不思議に思うかもね」
「旦那様、ちゃんと話さないと駄目ですよ」
「はははは‥‥‥そうだね。 そのうち、時間を作ってゆっくり説明するよ」
「はい、わかりました。楽しみにしてます」
「僕も一緒に聴いていい?」
「あぁもちろん。 そうそう、ローズ、明日から魔法の練習を始めるよ。 そうだね、午前中は私と魔法の練習で、午後はノトから薬の事や畑の事を教えてもらいなさい。 焦る必要はないからね」
「はい、宜しくお願いします!」
「僕見てていい?」
「あぁ、いいよ。少し離れているんだよ」
「うん、わかった!」
魔法の練習か‥‥‥‥‥楽しみでもあり、不安でもあり、かな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ん~~よく寝た。外は‥‥‥とってもいい天気」
魔法の練習にも畑仕事にも良い日だ。
朝食を終え、ひと休みすると、早速外で魔法の練習が始まった。
私は髪をまとめ、動きやすい服――――西の大陸の草原の民の服―――を着ている。
さすがにワンピースじゃあね‥‥‥。
「さて、まず覚えてもらいたいのは、自分の身を護る魔法だ」
「護る?」
「自分に向かってくる、魔法攻撃や物理攻撃を防ぐんだ」
「はぁ」
「そうだね‥‥‥自分の魔力で身を護る盾を作ってごらん?」
「魔力の盾?」
「盾は例えだよ。魔力で障壁を作るんだ。魔法攻撃や物理攻撃を跳ね返す障壁をね」
「なるほど」
「いきなり、全身を包む結界は張れないだろう?だから、先ずは盾くらいの大きさからね。さぁ、やってみて」
ふむ、魔力の盾ねぇ‥‥‥自分の魔力を感じて、掌から出して‥‥‥
そして、透明で硬い盾を作る‥‥‥
それなりに大きくないと自分を護れないね‥‥‥
うーーーん‥‥‥
-----キィーーン-----
おっ、出来たっぽい。
うっすら水色の透明な盾。
「出来たみたいだね。弱い攻撃からいくよ。だんだん強くしていくからね。」
お父様は右の掌の上に、小さな水の塊を作った。
微かにゆらゆらと揺れているのがわかる。
あれって確か、ウォーターボールって言うのよね。
かなり小さいけど、あぁそうか初心者用サイズか。
「お姉ちゃん、頑張って~~」
視界の端に、ティムが枝を揺らしている姿が見えた。
「いくよ!」
スッとこちらに向かってウォーターボールが飛んできた。
-----パシャン-----
おぉ跳ね返せた!
続けて少しスピードを増したウォーターボールが飛んできた。
-----バシャッ!-----
よし!出来た!
今度は一回り大きいウォーターボールが飛んできた。
-----ビシャッ!-----
少しずつ大きくなり、速さを増したウォーターボールが次々に飛んでくる。
-----ビシッ!-----
-----バシッ!-----ピシッピシッ-----
あれっ、ひびが。
「ほら、強度を上げないと割れてしまうよ。魔力を込めて」
ヒェーヤバい!
魔力を込めて、強度を上げて‥‥‥と。
シュッ。
-----バシン!-----
ビュッ。
-----ドシン!-----
「よし、その障壁を頭の上まで拡げて。強度を保つんだよ。気を抜くと、突き破るよ」
「はい!」
突き破るって本気で言ってるの?
まさかね‥‥‥。
前方だけに張っていた障壁を頭の上まで拡げて、魔力を流していく。
お父様が右手を上に挙げると、頭上高くに水の矢が現れた。
右手をシュッとこちらに向けて振ると、水の矢が私めがけて飛んできた。
あれは‥‥‥ウォーターアローっていうのよね、たぶん。
ヒュンッ。
-----ガキンッ!-----
え? 今、結構いい音したよ?
ビュンッ。
-----バキンッ!-----
「もっと強度を上げて。」
「はいっ!」
うーーん、強く、硬く。
ヒュン、ヒュン。
-----ガキン、ガキン-----
ヒュン、ヒュン、ヒュン。
-----ガキン、ガキン、ガキン-----
本数が増えてくる。
ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン。
-----ガキン、ガキン、パリンッ、パリンッ-----シュッシュッ、ドスッドスッ-----
うっ‥‥‥。
2本の矢が障壁を突き破った。
そのうちの1本は私の右腕を掠り、もう1本は服の裾に刺さった。
え?
右腕、血が出ているんだけど‥‥‥服にも穴が開いているんだけど。
え?
「ほら、気を抜かない!傷はすぐ治るから!しっかり、障壁を張って!まだいくよ!」
「は、はいっ!」
障壁を強く!!
更に本数の増えたウォーターアローが飛んできた。
-----ガッガッガッガッガッガッガッ-----
今度は全部を防ぐ事が出来た。
「よし、次は障壁を全身に拡げて。身体を全て包むようにね。魔力を込めて!」
「はいっ!」
うわぁ、凄い数のウォーターアロー~~。
-----ガガガガガ、ガガガガガ、ガガガガガ-----
「うん、いいね。もう少し強度を上げてみて!」
うーーー。
-----キィーーーン-----
「いくよ!」
お父様が右腕を挙げると、今度は水の槍が頭上高くに現れた。
あれは‥‥‥ウォーターランス?
「ちょっと、待ってください!それはいくらなんでも!」
「ほら、気を抜かない!」
集中、集中!魔力を込めて!
ビュンッ。
-----ガゴンッ!-----
「ほう、防いだね。では、もう少し強くいくよ!」
お父様の頭上を見ると、水の槍ではなく、先が3つにわかれた槍が現れた。
あれって‥‥‥トライデント?
え? お父様って、別名があったりする?
読んでくださり、ありがとうございます✨
私の文が読みにくかったと思います。少し訂正しましたので、多少は読みやすくなったかと思います。初心者なので、あたたかい目で読んでくださると助かります。
これからも、宜しくお願い致します✨




