それぞれの午後
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朝食後、皆揃って魔の森に向かった。
ベリルも一緒なので、いつもよりも森の奥まで入り、薬草を採集していく。
ローズの呼びかけでスケルトン達も集まり、ここぞとばかりに沢山採集して、空間収納へと入れていく。
かなりの薬草が採集出来たので、昼には撤収することにした。
終わりを告げるとスケルトン達はおとなしく土の中へと戻っていく。
最近はスケルトンを使役することに抵抗が無くなったローズであった。
ベリルは【水晶宮】に用があるとのことで森で別れ、ローズ、ロータス、クリムゾンは森の家へと向かう。
そして、遅い昼食の後、皆でゆっくりまったりと過ごすのであった。
∗ ∗ 水晶宮 ∗ ∗
「おや、メルクリウスも来ていたんだね」
「はい、ベリル様。いろいろとご報告に」
「そうか、では、聴こうかな」
メルクリウスはシルフやノーム達から聴いた事をベリルに報告していった。
リリエンタールの聖女はひとまず変わりなく過ごしていること、ミズル諸国の南部の数ヶ所、フィッシュボーン山脈に接する辺り(山脈の北側)で蟻の魔物の出現が複数あること。
また、山脈の南側ローゼリア王国に入った辺りにも出現し始めたとのこと。
そして、リリエンタールの聖騎士達がミズル諸国やローゼリア王国の主だった街に派遣されていること。
「そうか‥‥‥ありがとうメルクリウス。蟻の魔物は、毒をもっていたかい?」
「毒は聴いていませんね。確か強い酸を吐くとか」
「ふむ、イーブルアント、なのかな。不幸中の幸いだな。エキトンは強い毒を吐くから。 それと、リリエンタールの聖騎士だが、ローズを探しているのかもしれないね。‥‥気を付けるように言わないと」
「そうですね。暫くは外出も制限した方がいいかもしれません」
「それがね、そうもいかなくてね。‥‥ヨーツに行く予定があるんだよ」
「ヨーツ‥‥ですか‥‥何故ですか?」
「傭兵団の依頼で救護所で働くらしい」
「傭兵団ですか‥‥彼等と共に居るのであれば、まだ安全ですかね。さすがに聖騎士達も傭兵団に踏み込む事はしないでしょう」
「だといいんだがね。単独行動しないよう、よく言っておこう」
「では私はシルフやノーム達にローズを見守るよう言っておきます」
「宜しく頼むよ。では、ウンディーネ、君からも聴いていいかな?」
「えぇ勿論です。各地の小さきウンディーネ達からの報告では、蟻の魔物に関して、魔の森には出現していないようです。メルクリウス殿の報告通り、フィッシュボーン山脈の北と南に現れたようですわ。今のところ、人族や獣人族達が対処しているそうです。魔物らは突然現れたとか」
「そうか‥‥南の大陸にいる魔物の突然の出現は、やはり不自然だよね。何者かが何かやっているんだろう‥‥それが判ればよいのだが‥‥」
「ウンディーネ達によく調べるように言っておきますわ。ローズの見守りのことも含めて」
「あぁ、ありがとう」
2人の報告を聴いた後、ベリルはメルクリウスと共に森の家へと帰って行った。
ウンディーネや城の使用人達は名残惜しそうにベリル達を見送っていた。
∗ ∗ 第2魔国 ∗ ∗
-----魔国軍本部・諜報部-----
「‥‥‥‥‥以上だ。宜しく頼む」
「「「 はっ。 」」」
-----ふぅ~。-----
レオン、トリスタン、ブルーノ、3人は魔国軍本部から外へ出ると息を吐き肩の力を抜いた。
まだ若手の3人は上司から任務を受ける時はどうしても緊張してしまう。
しかし、3人の顔はどこか嬉しそうに見える。
「久々に暴れられるな」
「暴れるんじゃない、討伐だろ?」
「そうそう討伐ね。でも、やることは同じだろ?」
「まぁそうとも言えるよね。とにかく、魔物等を倒してその身体を持ち帰る。これが今度の任務だ」
「しかし、蟻の魔物ねぇ‥‥‥魔国じゃ見ないよな」
「そうだな。そもそも南の大陸に生息しているらしいし」
「それが何でまた地上に出没してるんだ?」
「さぁね。わからないから、とりあえず調べるんだろ」
「ふぅ~ん、俺等じゃ考えてもわからないな」
「そう言うこと。これから準備をして出発だ。夕方迄にはヨーツに着くぞ」
「「了解」」
解散して屋敷に戻ったレオンは、自らの空間収納に必要な荷物を入れていく。
一般の人族の冒険者に見えるよう、背負い袋も用意する。
‥‥‥準備はこれでよし。まさか任務でヨーツに行く事になるとは。ローズ達は明日向かうと言っていたから、ヨーツで会えるかもしれない。
「ふふっ」
‥‥‥いやいや、にやけてはいけない。これは任務なのだから。
そう思いながらも、頬がゆるむレオンであった。
そして、準備を終えた3人はポータルを通り、地上へと向かって行った。
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:*(〃∇〃人)*:




