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ブーケは天高く舞い上がる〜婚前で花嫁に逃げられた俺〜  作者: 宇目 観月(うめ みづき)
9/13

認識の訪れ

個人差はあるかもしれないが、人間の認識というものは、遅れてやって来る場合が多いんじゃないかな?


何年も前から気になってたことが、ある日、突然クリアになったり・・・。



俺の場合は特にそうだ。


まずは俺の目の前を、あらゆる事象や現象が通り過ぎて行く。


もちろんその時の俺は、頭をフル回転させてあれこれ考えるし、感情もある。


だけど本当の認識が訪れるのは、物事が過ぎ去って、心が落ち着いた後なんだ。



三年前、母親を亡くした時もそうだった。


おふくろの死の報せを聞いた時、俺はあまり

のショックに言葉も出なかった。


夢でも見てる様な感じ。


事実を受け入れることが、なかなか出来なかった。


母親の死を実感して、止めどなく涙が溢れて来たのは、葬式の一週間後だ。



そんな俺だから、その時も、花嫁に逃げられ

た実感が、直ぐには湧いて来なかった。

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