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ブーケは天高く舞い上がる〜婚前で花嫁に逃げられた俺〜  作者: 宇目 観月(うめ みづき)
5/13

マイケル神父

神父のマイケルは青い目をした白人の男性だった。


イントネーションは変だが、なかなか日本語が上手く、面白い人だ。


白人にしては背が低く、白い法衣がダブついてる。



彼は控室で俺達に、教会式の段取りを色々と説明してくれた。


新郎新婦それぞれの入場の仕方や、賛美歌の曲目、永遠の愛の誓いや、結婚証明書への署名の仕方、指輪交換のタイミングや、花嫁へのキスの仕方などだ。


「カズーヤさんは、キスは、頬っぺーたに

されまーすか? それとも、口びーるでー

すか?」


「その時、考えます」


と俺は答えた。


「オーケーです。花よーめの、ベールを上

げてから、キスして下さーいね。リナさん、

楽しーみですね。それでーは、行きましょ

うか、レッツゴー!」


神父のかけ声で俺とリナは席を立った。



◇◇



控室を出るとマイケルは、


「スィーユーレイター!」


と言って、そそくさと裏の通路から教会の中に入って行った。



教会の扉の前では、係員達と一緒にリナの父親が緊張した面持ちで俺達を待ってた。


少し涙目になってる。


ロマンスグレーのリナの父親は背が高くて

イケメンだ。


俺達は一礼し、リナの父親の横に並んだ。

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