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第二章 パートナーセレクト 17

 その後、俺はこってりと天野先生に絞られてから仕事へと向かった。


 出社してからもぶつぶつと呪詛じゅそのように校則やマネージャーとしての心得みたいなのを呟く。


 本日は蓮が事務所にいないようなのでホープスターのグッズなどの企画開発部の伝票の整理を手伝っていた。


 そんな虚ろな俺を見かねた部長さんが優しい目で俺にコーヒーを奢ってくれた。いい人だ。


 日が暮れて真っ暗になって家に戻ってくると顔を真っ白にしてフラフラな袖浦と遭遇した。


 お互いに苦笑いを顔を合わせた。袖浦も相当しごかれたみたいだな。


 そうなってくると、家事をする気力がほとんど残っていない。


 仕方がないので協力して家のことをする。俺が二人分の料理を作り袖浦が二人分の洗濯をする。完璧だった。


 家が隣同士でお互いの部屋を行き来していると、あの二人にばれたら今日のように済まないかもしれない。


 だが、これは正当な理由があってのことだ。言い訳はいくらでもできる。


 今日の言い訳はたまたま成功しなかっただけで次こそは、あの二人を言いくるめてみせる。


 食事を終えると、俺と袖浦は同時に学校にあるメールを送った。


 あるメールとはパートナーセレクトで指名する人物の名前を記したものだった。


 基本的には今日の十二時までに送るようになっている。


 紙媒体だと不正があるかもしれないので、あらかじめ事前に登録させられていた自前の携帯のメールアドレスで学校側に提出することになっていた。


 正直紙でいいような気もするが、そうやって対策を取ってるってことは誰かがやらかしたってわけだよな。


 翌日になってマネージャー科の教室にやってくると、俺の身長の半分はありそうな大きな紙が黒板に貼られている。


 パートナーセレクトでめでたくアイドルとそのマネージャーになった人間が書かれていた。


 そこには三組が決まったことが記されている。










 パートナーセレクトについて


 上記の三組をパートナーとして認める。


 神谷愛        エマ・ナイトレイ



 田中太郎       星宮茉莉奈



 大元空        袖浦芽衣


 以上

前回のパートで本当はここまで入れる予定だったんですけど、なぜか忘れてたみたいです。すみません。


次回から3章がスタートしていきます。

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