まずはじめに。
ここでは、「リセット・ライフ・エンド」、通称「リセライ」の紹介を、簡単にですがしたいと思います。
◇舞台設定◇
舞台は2052年の日本。
電子化と軽量化が進み、コンピューターが「身につけるもの」と定義されている。
世界には普通の人間――「普通種」と「変種」と呼ばれる人間が存在している。
◇変種◇
変種保持者。通称「ラウナ」。
18歳になると爆発的な能力を発揮する。それを恐れた政府が、彼らの脳内に「制御チップ」を埋め込むことを提案。チップは18歳の誕生日ちょうどに作動し、18年間培ってきた彼らの記憶を奪い、彼らをまったく別の土地へ向かわせる。
変種は18歳になると人生をリセットされ(リセット・ライフ)、能力を失ってしまう。変種を嫌う政府(変種対策本部)はこの政策を推奨し、「リセット・ライフ政策」と呼ぶ。
また変種同士は共鳴し、お互いがそうとわかるようになっている。その性質を利用し、政府は変種発見者――通称「ラウナ・エンティカー」を使って新たな変種保持者を発見している。
変種は基本一つしか能力を持たないが、複数持つ者もおり、一つしか能力を持たないものを「シングル」、二つ持つものを「ダブル」、三つ持つものを「トリプル」と言う。ダブルの変種は割といるが、トリプルの変種はめったに見かけない。
変種にはコードと呼ばれるものが右肩にある。変種能力の数を算用数字、能力の種類をローマ数字、能力の高さを高い順にアルファベットのS、A、B、C、Dで表す。(たとえば、ダブルで能力は「発火」と「念力」、能力の高さは「発火」がA、「念力」がB―――【2‐ⅤA・ⅦB】)
変種が通う学校の教師はその生徒が変種であることを知っている。
周囲の人々に変種であることを知られると、偏見の目で見られ差別の対象になり、転校や引越しを余儀なくされる。
◇死の七日間◇
2012年12月3日から9日まで行われた、変種保持者と政府の戦い。
首謀者は宮部明日来、原田永遠、石葉桐人、藤原知尋、金本ノゾム。のちに処刑されたが、うち一人の消息は不明。
当時、明日来は17歳の女子高生、永遠は16歳の男子高校生、桐人は19歳の大学生、知尋は22歳のフリーター、ノゾムは20歳の大学生だった。
◇変種の能力◇
変種能力。通称「ラウナ・フォルサー」。
●未来予知
時系列的に見て、その時点では発生していない事柄について、あらかじめ知る能力。コード番号はⅠ。
●瞬間移動
物体を離れた空間に転送したり、自分自身が離れた場所に瞬間的に移動できる能力。コード番号はⅡ。
●テレパシー
特別な道具や言葉を使わず、遠くにいる人と通信ができる能力。コード番号はⅢ。
●瞬間記憶
見聞きしたものを瞬間的に記憶し、決して忘れることのない能力。コード番号はⅣ。
●発火
意志だけで物体を燃やすことができる能力。コード番号はⅤ。
●千里眼
その場に居ながら千里先をも見通せる能力。コード番号はⅥ。
●念力
意志だけで物体を動かすことのできる能力。コード番号はⅦ。
●治癒
手で触れるだけで怪我や病気を治す能力。死んだ人を生き返らせることはできない。コード番号はⅧ。
●怪力
普通の人が動かせないような物体を動かすことができる能力。コード番号はⅨ。
●生成
手で触れるだけで人間以外の物体に命を吹き込むことができる能力。コード番号はⅩ。
●能力吸収
他の変種に触れるだけでその変種が持つ能力を吸収する能力。めったにいない。コード番号はⅪ。
などが挙げられる。
◇登場人物◇
●築波拓未
17歳。高校2年生。身長172センチ。細身。「未来予知」の能力を持った変種。成績、運動神経ともにまあまあ。髪色は漆黒。4月16日生まれ。
●美坂永遠
17歳。高校2年生。身長158センチ。転校生。「瞬間移動」と「治癒」の能力を持つダブルの変種。左右の瞳の色が違う。黒髪のロングヘアー。6月24日生まれ。
●佐久間知尋
17歳。高校3年生。身長176センチ。「発火」と「千里眼」の能力を持つダブルの変種。成績優秀、運動神経もまあまあ。茶髪で天パ。3月25日生まれ。
●渕野梓
拓未の知り合い。18歳の誕生日に姿を消した。「未来予知」の能力を持った変種。5月9日生まれ。




