〜裕太の過去〜
裕太「たしか、あの日は小学生の時だったかな…」
あの時の俺は、俗に言う『がき大将』だった
まあ、周りから呼ばれてただけで俺に実感は無かったが。
運動神経抜群っていうだけで、まわりに男子が集まってきた
俺はうざくなって、最初は解散させたが、結局ついてきやがる…
俺は呆れて「勝手にしろ」と言った
小学五年の時には中学一年生並の外見になっていた
ある日、普通に一人で下校していたら、後ろから殴られた
ただ、頑丈だったためなんとか気絶はしなかったが、周りを見てみたら、前に俺の下に付いてた奴らだった
A「ちっ、やっぱり硬いか」
B「だから無理だって言ったでしょうが!」
裕太「て、てめぇら」
A「口の割にはフラフラじゃねえか!」
裕太「ぐっ…」
約十人に一方的に殴られて、俺の意識が無くなりかけたその時
ガンッ
A「ぐわっ」
B「おい!どうした」
C「ぎゃあ〜」
B「お、お前は…」
ゆっくりと目を開けて見ると、本を読みながら、Aの頭を踏ん付けてる女の子が立っていた
因みにCは二㍍ぐらいふっとんでた
裕太「ゆ、友紀…」
友紀「……何やってるの?」
B「ひ、ひ〜」
D「に、逃げろ〜」
E「友紀には構うな、とりあえず逃げろ〜」
俺を襲っていた約十人は一目散に逃げて行った
AとCを引きずりながら…
裕太「す、すげ〜…」
友紀「……大丈夫?」
裕太「お、おう。サンキュー…」
友紀「……だらしない」
裕太「うるせ〜」
友紀「……保健室に連れてく、一人で立てる?」
裕太「よ、余裕……っ!」
ドサッ…
スッ…
裕太「あ、ありがとう」
友紀「……」
裕太「ってな訳だ」
小雪「案外裕太って喧嘩弱いのね」
裕太「う、うるせ〜」
小雪「ってアンタのせいで鏡也達見失ったじゃないの!」
バシッ…
裕太「いってぇ〜、俺のせいかよ!」
小雪「当たり前じゃない!」
……でも
小雪「裕太も苦労してたんだ…」
裕太「ん?なんか言ったか?」
小雪「う、ううん。なんでもない」
裕太「……?」
〜暫しの沈黙〜
裕太「そうだ!こんどは小雪と鏡也が会った話ししてよ」
小雪「へ?そ、そんな大した話しじゃ無いし、つまらないから」
裕太「いいから、いいから」
小雪「……わかったわ」
小雪「たしか、私も小学生の頃に鏡也に会ったんだよね」




