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韓流イケメンが抱えるものは。。

韓流スター達が、日本にお忍びで遊びに来ているって言う話しは、以前から聞いていた。


自分はあまり興味が無かったので、彼らの顔と名前も認識していなかったのだが、

なんだろう、彼らは黙っていてもスターではあるようだ。


ある日、乗ったロマンスカーに居たんだ、と言うか、隣の席に、イケメンオーラを醸し出しているお忍び風な男性。

髪は薄めの茶色でウェーブがかって、前髪を下ろし、伊達メガネ、顔を隠しながらも、イケメン!ってわかるんだ。

服装は、夏だったので、半袖にバーミューダパンツ、出てる脚が長く、力強くてセクシー。。

携帯をずっといじっていて、チラ見した画面はLINEでハングル文字だった。


うわぁ、韓流スターのお忍びかなぁ? カッコいいひと。。

とは思ったものの、隣の席に座っていて困ったことがあった。


このひと、兎に角、とんでもなく「臭い」のだ。

別に、体臭、というわけでは無い。

私だけが経験から知っている「憑き物」の臭い。


ん〜何体憑けているのだろうか。途轍もない数なのかもしれない。

臭さが尋常じゃ無い。臭くて呼吸が出来なくて苦しい。


憑き物たちは、こちらが気づいている事に気がつき、座席の境界を超えて、霊体の気で、圧をかけてくる。

隣り合う側の肌が粟立つ。

ひぃぃ〜

憑き物がこちらに負の気持ちをぶつけてきた。

どうやら、物理的に彼の隣に座る事に対し、嫉妬、怒りの気持ちを抱いているようだ。

(生霊かなぁ.. こわい..)


それでも我慢して隣に座っていたら、更に負のオーラが増大し、座席にいられない位の圧がかかった。


ずっと俯き、顔を背けていたのだが、つい、隣を見た。

視えてしまった。(普段は感じるだけなのに..)


孔雀王かっ!!!!


漫画のじゃなくて、仏画のね。。孔雀王の羽根のごとく、霊体が何百、何千と、重なって彼に喰っ憑いていたんだ。

それらが私の存在にイライラしながら、羽根(霊体)が千切り飛んで、びゅんびゅんと浮遊しまくっている。


うわぁ〜!!! ヤバ過ぎ。。

ついに席を立ち、座席を移動し、ようやく事なきを得た。



スターって、人気商売だから、不特定多数から好意を持たれるのは仕方ないのかもしれない。

数多居るイケメン達の中でも彼は、薄暗い事を多数の女性にしてきたようで、、、死者も出ているのかな。

死臭もしたし。。

女性を魅了する力のある動物霊、、たぶん蛇かなぁ、爬虫類っぽい臭いも混ざっていた。

彼に恋焦がれる、もしくは恨んでいるたくさんの女性の生霊もあったと思う。香水臭かったし。

それらが更なる負の霊体を呼び込み、孔雀王の羽根のようになっていた。。。


韓流スターって、煌びやかな光の反面、抱えるものが闇深い、業のこわい星の人もいるんだなぁ。

それに気づいて、韓流の光との落差に、興味無しだったのに、苦手意識が芽生えてしまった。


それに、自分の飛ばした「推し」の念が、生霊としてスターにくっ付いている、そう思うと、

羽根の一枚は自分の分身??

ヒョッコリ、羽根の間に自分の顔?

それ、嫌だなぁ。。 と、ドラマや映画を楽しめなくなって、今、ココ。。ちょっと悲しい。

その男性がスターだ、って勝手にこちらが思っただけで、実際は一般人の可能性だって有り得るのだが、

ただ、韓国人だったのと、とても格好良い人だったのと、膨大なる憑き物付きだったのは確かである。

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