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転生先は小説の‥‥。  作者: 久喜 恵
第二章 攻略対象二人目 ちょっと義兄は保留でお願いします。
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レティエルの危機?

――――――俺は拉致られた。


‥…はず。


馬車内では目隠しのみで拘束はされなかった。

なぜか中にはクッションやらぬいぐるみなどが用意されていて。

喉は乾いていないかお腹は空いていないか。

妙に気遣われ、殊更扱いは丁寧だった。


‥‥意味がわからない。


俺は拉致られた時の恐怖と丁寧な扱いに戸惑い、困惑していた。



暫く走ってから俺は馬車を降ろされた。

そこには見知らぬ屋敷。当たり前か。

豪華絢爛とは言えないが、外装も内装も趣のある品の良い設えで持ち主の趣味の良さが伺えた。

俺は目隠しを外され屋敷内を案内された。




 ーーーーーーーーーーー


‥‥‥母さん、母さん。息子のピンチです。


今メイド服の可愛い女の子達に囲まれています。

ええ、それについては大変喜ばしいことです。ありがとうございます。


でもピンチです。


なぜって?だってここは脱衣所です。

身綺麗にしましょうって女の子達に連行されました。

いやまあね?俺、見た目女の子だけど、中身俺なわけで。

いやでもね。いつもはちっこい頃からの侍女に着替えやらお風呂やらしてもらっててね。

こんな若くて可愛い女の子達に囲まれると妙にドギマギしちゃって。

ごめんなさい!むりですーーー!

かあさーんーたすけてー!




 ーーーーーーーーーーー


‥‥身綺麗にしてもらいました。

そしてサイズばっちしのドレスを着せられました。

ここまでピッタリなのはちょっと気持ち悪いです。

色合いもデザインも素敵です。レティエル好みです。

とっても似合ってます。

でもストーカー臭ぷんぷんです。

親父ーたすけてー!




 ーーーーーーーーーーー


上等な客室に案内され優雅にお茶飲んでます。

お茶菓子付きです。

美味しいです。

‥…あとでどこのお店か聞いておこう。

お茶もお菓子もレティエルの好みです。はずしていません。

甘い物で、とっても癒されます。

やはりストーカー臭ぷんぷんです。

親父ー早く来てー!




 ーーーーーーーーーーー


‥…晩餐です。最後じゃないはずです。

お誕生日席に座っています。

もちろん一人です。ボッチです。

結構、豪華です。お祝いですか?

あ~ご飯おいしぃ。

味付けが好みです。レティエルのお家の味です。

もうこれは間違いなく。

ストーカーです。

だれかたすけてー!


犯人わかっちゃいますよね。次話出てきます。





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