旅立つ前に もう一度
編集箇所を見つけたので手直ししました。
よろしくお願いします。
「主、一つ質問ですがギルドに所属していないのでしょうか?」
「そういえば話を聞きには行ったけど登録はしてないね。やっぱりしたほうがいいかな?」
カルティアから質問に答えながら聞いてみる。
「そうですね……ランクが上がれば強制依頼などもでてきますが旅をするならばやはり登録しておくべきかと。損をすることはありません」
奴隷商のところである程度学んでいたらしく細かいことも教えてくれた。
「そう、ならメリットが大きいし登録しておくよ。」
「こんにちは。」
「あら、昨日の……どうされましたか?」
「あの後考えたんですけど登録をお願いします。」
登録するためにギルドに入ると昨日の受付のお姉さんだったので話しやすい。
「そうですか、ではこちらに名前と年齢をお願いします。書き終えたらこちらに手をかざしてください。」
登録用紙を渡され水晶を目の前に出されると説明してくれた。
「それだけでいいんですか?」
「はい、スキルなどは知られたくない場合もあるだろうとことで名前と年齢は規定の確認も含めてですね。こちらは念の為犯罪者でないかの確認です。」
「分かりました。それじゃあかざしてみますね。」
用紙に名前を書き終えたので水晶に手をかざすと白い光が発生して驚いてしまう。
「大丈夫ですね。ちなみに犯罪者は黒い光ですよ」
疑問に思っていたことを聞く前に教えてくれた。
聞いていたけど奴隷は所有物で登録はできないようだ。
「お待たせしました。無事に登録が終わりましたのでこちらを首から下げてくださいね」
渡されたのは黒のプレートでギルドの証明になると聞いていたのですぐに言われたとおり見えるように首から下げておく。
「プレートは登録時は無料ですが再発行の際は銀貨500枚かかりますのでなくさないでくださいね。」
「はい。一応聞いてるのですがランクはどうなりますか?」
「駆け出しは黒のプレート、次に緑、青、赤、銅、銀の順で上がっていき最後が金になります。
ポイント制で青までは貯めるだけで上がりますが赤からは試験もありますので頑張ってください。」
「ありがとうございます。では失礼しますね」
聞けることも聞けて満足できるとお礼を言いながらギルドを出ていく。
「せっかく登録されたのに依頼受けなくて良かったんですか?」
「うん、まだお金もあるし、カルティア達も仲間になったんだから早く旅をしたくてね」
「分かりました。ではいきましょう、我が主」