これから
宿に着くとかなりの人が行き来していた。
「いらっしゃい。おや見ない顔だね」
接客していたおばちゃんがやってくる。
「ナルバーナ騎士団長からここの宿がいいと聞きまして」
「あの子の紹介かい。ならいい部屋を用意しなくちゃね。何か希望はあるかい?」
「食事と風呂が付いていると聞いたのだけどそれをつけていくらですか?」
「1日の宿費は銅貨50枚朝晩の食費に20枚風呂に30枚で銅貨100枚だね、場所はシングルでいいかい?」
「はい、お願いします」
「食事は食堂で食べるんだよ。こいつを渡しておくからカウンターで見せて注文するように。風呂は個室に付いているから自由に使っていいよ。」
食堂用のカードを受け取り頷くと銅貨100枚払い部屋にいくと思ったより広い部屋であった。
「今日は疲れたよ。…すべて明日にまわそうかな…」
ベッドにダイブすると言い終わらないうちに意識が落ちていく。
「…は…。ここは?……そうか、異世界に来たらしいんだったんだ。」
まずは食事を取ってギルドに向かわないと。
「おはようございます。食堂も仕事ですか?」
食堂に向かうとおばちゃんがカウンターにいたので挨拶する。
「おや、おはよう。朝の食堂は私の仕事さ。昨日はよく眠れたかい?」
「はい、食事をお願いします。」
頷いてカードを渡すと冒険者の中に首輪の付いた人たちがいる。
「あの首輪をしている人たちは何ですか?」
「奴隷のことかい。あんた冒険者だろ?奴隷を知らないとは珍しいね。」
料理を持ってきたおばちゃんは不思議そうに答える。
「最近まで山奥で住んでいたので…」
「なら奴隷商会にいくといいね。詳しく聞けるよ。」
「わかりました。」
お礼をいい、食事を取るとまず先にギルドに向かう。
「すみません。ギルドの利用について聞きたいのだけど」
「はい、どのようなことについて知りたいですか?」
「そうですね。冒険者は皆利用しているんですか?」
「大半は利用していますね。しかし、ギルドは登録制になっております。年齢が10歳以下の子供と犯罪者は登録できません。
また身分証の代わりにもなるのですがギルドの証がこれなので検問でも楽に進めますよ」
見せてもらった首から下げるプレートは分かりやすいかな。
「登録した場合のメリットはありますか?」
「そうですね。先程以外にギルドには依頼がありますので安くても最低限稼げますし、お金を稼ぐにはいいですよ。」
「なるほど。もし登録しない場合で探索によって売れるかもというのはこちらで売れないのですか?」
「大丈夫ですよ。売買に関しては利用できますが登録者に比べて10%割安、割高で行っていますので登録するしとも多いですね。」
「それからどちらにしても冒険者はパーティーを組みますが最大6人ですのでよく考えてくださいね。」
「分かりました。少し考えて決めますね」
礼をするとギフトを出て宿のおばちゃんに聞いた奴隷商会に向かう。