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俺のミライとカコの僕  作者: 飼子 羊
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プロローグ

 初めて書いた作品になりますので至らぬ点がございますが、どうぞよろしくお願いします。

プロローグですので世界観などがあまり描写されていませんが、1章からはしっかり?したものを書いていく予定ですのでお楽しみに!

※本編より長くなったおまけコーナーもございます。


 そこは真っ白であたりを見渡してもなにもない空間。ふわふわした感覚がしたので夢なのだろう。だとすれば俺はいったい何の夢を見ているのだ?何も見たくない、誰とも関わりたくない心情がこのような夢を見せているのだろうか?それとも……

「もしも想像が具現化する世界があったらどうする?」

 誰もいないはずのこの空間から声が聞こえる。――いや、これはなにかが違う。耳から声を聞き取った感覚ではない。体全身から響き渡るような。まさか脳に直接話かけているのか?まぁ夢だしそういうこともあるか。

 「もしも想像が具現化する世界があったらどうする?」

 返事をしなかったからか、もう一度同じ質問をしてきた。

 夢で真面目に答えるのもばかばかしい。

「そんなもの決まっている!誰の手も借りない自分だけの居場所を作り、優雅に過ごす。」

「ならば聞こう。君はこの世界に満足しているか?君はこの世に存在するだけの価値があると思うか?君は一人でいいのか?」

「満足してないし、この世に存在する価値があるわけもない!そして俺はいつも一人だ。今も昔も…」

「そうか。お前はあたしが思った通りだな。だが、それならもしかすると今の人生を変える何かが起こるだろう。」

 いったい何を悟ったのか知らないが、早く夢から覚めてくれないか。

俺は少し苛立ちながら、

「さっきから訳の分からないことを!いったいなんなんだ?」

「次に会う時、きっとわかるだろう。私の問いに。そして、君は、きっとその頃には選んでいるはずだ!自分の運命を変える選択を…」

 最後の言葉が気になったが、もうあの声は聞こえず、気が付けばいつもの自分のベッドの上に仰向けになっていた。

「やはり夢だったか。しかし不思議な夢だった。夢の中でも上手くいかないとなると人生積んでるな」

 思わず苦笑してしまった。日頃のストレスが溜まっていたのだろう、あんな夢を見るくらいだ。

 気にしても仕方ないので、いつものように朝の支度をした。


良人「はい、始まりました!第一回『俺のミライとカコのボクおまけコーナー』」

良人「このコーナーは今回の話について作中のキャラクターたちによる解説?茶番?をしていくコーナーです」

良人「司会は今作の主人公加藤良人でお送りします!」

良人「てかこのテンションきついなぁ。確か俺って人間不信のダメな人間ってことになっているんだが……」

良人「き、気を取り直して今回のゲストを紹介しまーす!ーえ、お前以外ほかのキャラで出ないって、そんなことはありません!ではお呼びしましょう!今回のゲストはこの方です」

謎の声「はい、みなさんこんにちは。夢?の中に出てきた謎の声です。って自分で謎の声って紹介するのおかしいだろ!!」

良人「お、いきなり一人漫才を繰り広げておりますが、今回のゲストは謎の声さんです」

謎の人「ま、漫才ではない、ただの状況確認だ」

良人「おっと開始早々いいわけですか~、痛いですね~、かわいそうな子w」

謎の声「草はやすのやめろ!てか、キャラ崩壊しすぎだろ!」

良人「おっと、失礼しました。所詮夢で出ただけのモブめ(ボソ)」

謎の声「聞こえてるよ」

良人「では今回は第一回ということでまずはタイトルの『俺のミライとカコの僕』について語っていきましょう」 

謎の声「スルーか(ボソ)」

良人「やはり作品に欠かせないのはタイトルですよね。タイトルを見てその作品のイメージしたりしますが、なぜこのタイトルになったでしょうか!

謎の声「単純に読めば俺のミライってところがヒロインのミライってことで、カコの僕のところはカコが自称がボクって言ってるのかと思うくらいだが」

良人「今の意見はあながち間違いじゃないけど、もっと奥深い意味がある!みたい」

謎の声「なんだよ、その自信なさげな声出して」

良人「だって俺は作者じゃないし、それに聞いてもあまり面白くないよ」

謎の声「面白さはどうでもいいからはよ答え言え!」

良人「はーい、では答え合わせといきましょう!いろんな意味が読み取れるこのタイトル、単純に読めばさっきの答えですが、他にも読み取れるのです!」

謎の声「な、なんだってー(棒読み)」

良人「なんと、ミライとカコのところを漢字に変換するとー」

謎の声「どーなるんだー(棒読み)」

良人「なんと、未来と過去となります。ということは俺の未来と過去の僕となるのでー」

謎の声「なー、もうこのノリ辞めていい?」

良人「ここまで来たら最後まで付き合ってよ」

謎の声「チッ、仕方ないな。そうなるとー」

良人「昔ボクっこだった俺が辛い過去を乗り越えて明るい未来を突き進もう!という意味が込められているとかいないとか」

謎の声「最後の最後であいまいな答えやめろ!煮え切らないなー」

良人「いや、だって作者さんもまだそこまでシナリオができてないから。それにここで明言してしまうと後から設定変更するとややこしくなるし」

謎の声「それじゃあしょうがない」

良人、謎の声「・・・・」

良人「今回これにて終了!といきたいところではありますが、最後に一つ質問いいですか?」

謎の声「いいけど、なんだよ。言っとくが答えられることは少ないぞ。作者が能無しのせいでな。

良人「た、たぶん大丈夫だよ…。それじゃあ質問です!謎の声さんが作中で言っていたセリフの『次に会う時、きっとわかるだろう。私の問いに。そして、君は、きっとその頃には選んでいるはずだ!自分の運命を変える選択を…』って言ってましたが、また作中に出てくるようですが、姿が出たりしないのですか?」

謎の声「一応出演予定だが、性別や設定などは教えられない。今後のストーリーで重要な役、らしいからな」

良人「そうですか。ならその時まで気ままに待つとしますか。続編を待てということで、今回はこれで終了です。お相手は主人公の加藤良人と、当分出番がないであろう謎の声さんでお送りしました~」

謎の声「おい!最後のなんだよ!」

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