プロローグ・・みたいなもの
ちょとだけ文を直しました。
僕こと月御透は、今この時自殺しようとしていた。理由としては色々ある。
学校からの虐めそしてそれを見ぬふりをする反面教師、親の体罰 近所からの悪質な嫌がらせ 数えたらきりがないほどある。
しかし、友人に見捨てられたことを一番後悔している。昔は、一緒にゲームした友人…
そんな、友人に裏切られた事が自殺という道に僕を進めてしまったのだ。
そうして僕は自分の住んでいたマンションの最上階から落ちて行ったのだった。
「ーーーーーーッ!」
何か聞こえる なんだろう僕はさっき死んだはずなのに不思議なこともあるもんだな・・・
というより死んだのになんで僕は意識があるんだ?
そう思っていた、その時さっきよりも鮮明に聞こえてきた
「あの〜そこで寝てないで起きてもらえないでしょうか?説明や色々とありますし後つっかえてますし」
そう言われて僕はその女性と思わしき声にビクつきながら立ち上がり目を開けた
そこは何もない黒い空間そしてそこで一人の女性が僕の体を揺さぶっていたのだった。
「あっ、やっと起きてくれましたね」
女性はやっと仕事が進められると言った表情で胸をなでおろしていた。
その女性の容姿は20歳前後の女性といった年で服装は
スーツ姿で如何にもオフィスでデスクワークでもしてそうな感じだ 顔も結構整っていて綺麗だ。
そんな、女性は
「では、説明させていただきますね?」
「あっ、ハイ」
説明?今から一体何をするんだ?
そんな疑問を抱えていると
「今から、貴方には異世界に行ってもらうことになるのでその説明をさせて頂きます」
アィエエエエエ!!!イセカイ!?イセカイナンデ!?
てか、なんでまたそんな所に行くことになったんだ?ていうか誰?そう悩んでいると
「まぁ、色々悩みますし質問したいこともあるでしょうけど後にしてください」
「……」
「簡単に説明しますと、今回貴方異世界へ行くというより貴方の場合は転生することができます。 そしてその世界で生きてもらいます」
「てっ、転生?」
「はい、貴方はここに来る前にマンションから投身自殺して綺麗に頭からフルスイングしてますよね?実際、貴方の頭は見事に体と離れ離れになってますし…」
「…ええ、そうですけど……」
嫌な思い出がまたフラッシュバックしそうになるがそれよりも今は、こっちの話の方が大事だ そう思って話を聞くことにした。
「色々未練はあるでしょうけど……まぁ、そんな事は置いといて説明の続きです。 貴方は今から異世界に行くわけでやはりといっていいんですがスキルといったものを駆使して欲しいわけです」
おぉ、スキルなんかあるって事はド○クエのメ○ゾーマとかイオ○ズンとか使えたり…..
「といっても、ファンタジーみたいに魔法とかは使えないと思ってください、どちらかというと行動自体がスキルによって幅が広がるみたいな感じです」
….しませんでした……てか、ドユコト????
そんな僕の疑問に気づいたのか女性はその疑問に答えてくれた
「わかりにくかったですか?なら、わかりやすく例えると《拳銃》ですね、《拳銃》というのは名前の通り銃を撃つわけですが相手に対して的確に射ち倒すためのスキルです、もちろんスキルのレベルが上がればどこぞの白い死神みたいな事も出来るわけです」
あっ、そういう感じのスキルか・・てっきり魔法とか使えたりしないわけか
「他にも、音もせずに近寄る 《忍び足》や船や車などを動かす《操縦》系スキルなどもあります」
そこまで聞いて、僕はスキルについてはなんとなく理解したのだ
行く行かないはもう拒否権すら無いといった感じだし諦めよう、それに異世界には憧れていたしな
「そして、スキルとは違って特技や称号なども有ります。 特技と称号の説明ですが まず特技から、特技とは個人的なスキルみたいなものですね。PLの職業 性格 性別 生活習慣 なんかで貰えるものが変わる様ですね。勿論スキルみたいに使えるよやったね。」
「次に称号ですけど、私に時間的余裕ないんで簡単に終わらしますけどPLがプレイする前までのキャラクターの生涯によってもらえます。こっちは、効果は……察して下さい。」
おい、最後本当に雑に終わらせちゃったよこの人
「というわけで、質問も無ければ異世界に飛ばしますけど?」
そんな事など気にせず彼女は話してくる
「なら二つだけ、聞いていいですか?」
「ええ、いいですよ」
そういって僕はとあることを聞いた
「今から、飛ばされる異世界はどんな世界なんですか?」
「あ〜〜それ聞いちゃいますか?」
えっ、そんなに駄目な質問だったの!?
「まぁ、いいですけど」
いいのかよ!!そう心の中でツッコんでいると女性は早く終わらせたいと言った感じで話してくれた
「今から貴方が行く異世界はとある諸事情により滅亡し掛けています、滅亡の原因もまだありますし貴方もそれによって本当に死んでしまうかもしれません あっ、ちなみに死にますとゲームオーバーになって本当に死にます、気を付けてくださいねー」
なんか、今大事なこと、サラっと言わなかった!?
やっぱり死んじゃうんだ
「あぁ、後」
「ん?」
「他にもプレイヤーの皆さんはもう先にいって世界滅亡前から始めている人もいますよ」
他にも、プレイヤーがいるのか……友好関係を築いて協力できればいいけど
そう言う不安も少々ありながら
「んじゃ、最後の質問」
「はい、なんです」
最初っから気にはなっていたけど切り出せなかったことを聞いた。
「貴方の名前は?」
そう尋ねたら
女性はクスクスと笑いながら
「私は、GM代理人のエルナです、以後お見知り置きお」
そして、最後に彼女エルナはこう言った
「スタート地点、自身のキャラクターはランダムで決まることが多いので気を付けて下さい
それでは、良き異世界終末を・・・」
「それ、説明のときに言う事じゃないですか!!!」
そう言いながら僕は驚きそして、彼女はニコニコとしながら僕に手を振ってくれた、此処からが僕の新しい人生のスタートだそう思いながら僕は目を閉じたのだった
そうして僕は目を覚ました此処からが僕の新しい人生の始まり、そう思いながら周囲いを見渡したその部屋は鉄格子のドアと窓そしてコンクリートの壁と廊下 そう僕は牢屋の中に居た
そして、すぐに体を触って確認して大事なものが無くなっている事に気づく
そんな僕の姿は……
「お、女になってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
これから彼 改め 彼女はこれから出会うであろう人達、そして今から起こる惨劇と狂劇について知る由もなかったのである。




