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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

無色の白花と聖なる黒騎士

作者:古川一樹
俺はヒーローになった。

子供の頃、夢見た正義の味方になれた喜びは確かにある。
それに託された力だから文句を言うなんて失礼なことはするべきではない。
そう、わかっているんだ。
でも一つだけ、不満を言っていいならば――――

「どうして女の子なんだ!」

俺はヒーローになった。
でもそれは夢に描いた格好いいヒーローではなく、小柄で可憐な魔法少女だった。
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