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理想郷  作者: Zero_One
一章
8/35

初クエスト

 物凄い巨大な掲示板なのだが、読めるものが三つしか確認出来ない。他にも紙が貼ってあるがモザイクのようになっていて内容が全く分からない。


 これは必要ステータス不足が原因か、メインクラスかサブクラスが関係している場合があるらしい。

 他プレイヤーに自分のクラスやステータスがバレない様にする措置だと云う。


 そして三つとも受諾条件が便利屋だった。


「そのステータスで受けれるクエストがあるか心配してたんだが、便利屋スゲーな。クエストは十個まで受けれるから三つ共受ければいい。今日はまだ時間良いのか。」


 まだまだ問題ないと伝えると、その三つをおわらせに行こうと云う。

 しかし三つとも採集クエストとは…。



 現地に向かいながら色々と他愛もない話をしつつ、この採集クエストは特に道具も必要のない物だから手軽で優秀だと。そこに無職の掲示板クエスト上限なしがあるから報告したらもしかしたら同じクエストが再度出てくる可能性があると云う。上限なしとはそういう事かと思ったが他に一日にクリア可能なクエスト数と云うのが基本的には10回しか無いのが普通だという。だから無職のようにレベルの上げにくいクラスはクエストを回すのがレベル25への近道なんだとか。


 しかし中々面倒なクエストで回しにくかったりする。

 レベル1だと掲示板クエストが0個の事が殆どで、電脳補正が有るとずっと受けれないことも有るから便利屋で良かったのかも知れないと云う事だ。




 そして教えてもらった現地に到着したが、どれがどれだかサッパリ分からない。


「よし順番に教えていくぞ。俺が居ない時は知らない物は兎に角調べまくって名前を覚える事。該当するクエスト対象は少し輝くから分かる筈だ。」


 そして難なくクエストは終わったので、報告にギルドタワー一階の掲示板横に居る報告NPCの所へ向う。



 帰り道は知らない物を兎に角調べまくったので、行きの四倍位時間が掛かって到着した。

 調べていると風さんは行き交う知り合いだろうか、手を上げたり声を掛け合ったりしながらゆっくり付いて来てくれていた。初めアレだけ疑っていた事が今になって、申し訳無さで一杯だ。



 そして三つ報告すると、無職レベルが3に便利屋レベルがも3になった事を風さんに報告する。


「おかしい、おかしい。こんな簡単な採集クエスト三つ報告するだけでレベル3とかおかしい。便利屋専用クエストの経験値おかしい。ああそうだお金はどうだった。」


「お金は一つ500で二つが1,000シードでした。」


 お金はちょっと高めだが★1クエストならまあこんなもんか。



 細かい事はいいや。どんどん続けて上げて行くぞ。ステータスやスキルポイントは後で良いだろう。


 そして日が暮れた後も周囲が明るくなる魔法を使って貰い、クエストを只管(ひたすら)続け時間は21時を回っていた。現実の時間とゲーム内時間が同期しているので、現実もこの時間だと言う事だ。

 そろそろご飯を食べた方が良さそうだ。昼食も食べていない。そう考えていると風さんもご飯を食べたいと言う事でここで切り上げとなった。結局三つのクエストを12回やった為レベルが結構上がっていた。


「ステータスは任せる。スキルは覚える前に長押しでもして確認すれば詳細と消費ポイントが分かるから慎重に。んじゃまた明日連絡するよ。おやすみー。」


「おやすみなさい。」


 そう云って俺も町中でログアウトして、夕飯を食べに現実へと戻る。


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