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「ことの始まりは」 2

...頭が痛い。


かつて味わったことのない頭の痛み。悩みを抱えている人ってこんなに頭を抱えていきているのかと思うくらい、痛い。


「...やっぱり、ここが御宅部なんだね。」


「そうですよ。といっても、部員はまだ三人しかいませんけどね。」


湍水と名乗った女子生徒ははにかみながらそう言う。これが普通の状況なら可愛いな、と思ったりするんだが、いかんせんこの状況だ。そんなこと考えられもしなかった。


「多分もうそろそろ来るはずだと思いますけど...。」


僕は時計をチラリと見る。時刻は午後四時半。クラスによっては大体終わっているが、勉強優先の「特進組」は今しがた終礼に入ってるころだ。


おそらく、残りの部員は「特進組」なのだろう。...あとの二人もこんなのだったらどうしよう。


「そうだ先生、ちょっと聞きたいことがあるんですけどいいですか?」


「ん? どうしたの?」







「ちーっす。今日も疲れたわー。」


「お前は寝てただけだろうが...。」


湍水と軽く雑談をしていると二人の生徒が入ってきた。いかにも頭の良さそうな雰囲気が出ている。


「あっ! やっと来たよ!」


「よっす湍水! ...と誰?」


「何いってんだよ良。先生に決まってんだろ。」



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