表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/65

制御不能

「そうだ・・・そうだった私は人間じゃなかったんだった」


ギルティアは泣きそうな声で呟いた。


認めたくなかった、だから忘れようとしていた自分が魔族だということを・・・


認めたら心まで魔族になってしまう、でも私はやってしまった我を忘れて暴れてしまった。


自分で自分の力を制御できなかった、そればかりか暴れている間の記憶さえない。


もしかしたらアレン達もこの魔王の息子達みたいに殺してしまったのではないかそう考えてしまうと自分が怖くなった。


(大丈夫皆は生きているはずだ、大丈夫)


ギルティアはそう自分に言い聞かせた。


「どちらにせよもう皆の所には戻れないな・・・」


ギルティアは血だまりに写る自分を見、そう呟いた。


"ドスッ”


いきなり背後からの攻撃でギルティアは地面に膝をついた。



「なっ……何を!!」


ギルティアは振り返った。


「ギルティアを返せ!」


アレン達だった、ボロボロになりながらも剣を構えている。


「そうよ返してよあんなゴリラでも私たちには必要なんだから、返してよ!!」


リリーは泣きながら叫んだ。


「ギルティアを返してください」


ジェインもすごい剣幕で言った。



(良かった皆生きてたんだ)


ギルティアにホッと息をつく暇などアレン達は与え無かった、次々と攻撃していく。


ギルティアはその場から逃げ出すことしか出来なかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ