取り引きその2
聖なる武器の名前が思いつかないです( ̄◇ ̄;)
「歌、踊り、何いってるの?」
リリーが神父に不思議そうに言った。その言葉を皮切りにジェイン、アレン共に神父に質問をし始めた。
「ギルティアの歌と踊りをですか?ギルティアが出来る筈が無いですよ。そんなものギルティアと過ごした17年間一度も見たことがありませんよ。リリーの間違いではないですか?」
まず始めにジェインが言った。
「いえいえ、間違いなどではごさいません。ギルティア様で間違いありません」
「いや、神父。ジェインの言う通りだ。ギルティアが歌や踊りが出来る筈が無いですよ。あっ、そう言う事ですか、剣の舞の事ですね、そうですよね?」
アレンが冗談と受けとったのか笑いながら言う。
「いえいえ、剣の舞ではございません」
神父はすました顔で答える。
「じゃあ、一体何なのですか?」
アレンの言葉に神父は、
「そのままの意味ですよ。ギルティアさんのあの歌と踊りを私達の為にやって欲しいのです」
ギルティアをまっすぐに見て言った。
「あ…あのとは…まさか森の…を見て」
ギルティアは震える声を必死に抑えながら言った。
「はい、あの見事なものは私共は見たことがございませんでした。是非あのお力の恩恵を私共にも与えて下さいませそれ以外でこの聖なる盾はお譲りできません」
神父の言葉を聞いて固まっているギルティアにビビとロロは能天気にはしゃいでいた。
「いいじゃない、貴女の力を見せるのよ」
「ギルティア様の力は凄いのですぅみんな驚くのですぅ」
ー
渋々頷いたギルティアを直ぐにどこからとも無く現れたシスター達が連れて行った。
残されたアレン達は首を傾げながら今の状況を整理していたが中々追いつかない。
「結局どう言う事なのでしょうか?」
「よくわからないけど、ギルティアが歌って踊ったら解決するんでしょ。やらしなさいよどんな無様な姿を晒しても私達だけでも味方になればいいじゃない……くっ、もうダメ、ふふはははははははあの剣馬鹿が踊りや歌だなんてむ、無理に決まってるじゃないあ〜おかしい」
リリーは途中から耐えきれなくなり笑い出した。
「リリー駄目じゃないか。でもふふあはははははは」
「そうですよギルティアが可哀想じゃないですか…でもギルティアが踊るとかふふはははは」
アレンやジェインも一緒になって笑い出した。
「お前らそれ以上笑うと叩き切る」
支度が終わったギルティアはアレン達の後ろで殺気を込めて言った。
「あ〜ごめんごめんギルティ……」
アレンがギルティアの方を振り向くなり固まった。
「何よ何よどんな……」
リリーもギルティアの以下略。
「何を固まったっているのですか?」
以下略。
「な、何だよなんなんだなよ」
そう言ったギルティアは白を基調としたドレスを着ていてまるで天使の様だったと数年後酒場でアレンは語った。