取り引き
パソコンが壊れたせいで更新が遅くなってます。
……すみません、もともと遅いですよね。
更に文字数も少なくなってます。
しばらくこの状態が続きますが御容赦下さい。m(_ _)m
ギルティア達はその後直ぐにアレン達の元へ戻った。
戻るなり直ぐに出発、結局目的の教会に着いたのは出発してから2時間後だった。
「全く。アレン。迷ったなら早く言え」
そう言ったギルティアにアレンは、
「ごめん、ギルティアにはカッコ悪い所見せたく無かったんだ」
さらりと言ったが、アレンの気持ちや言葉にギルティアは気付かず話を進める。
「神父様が盾を受け取ったら次はどうすれば良いのだ?」
「……うんまあそうだよな」
とアレンは小声で呟いたのち気を取り直した様子で言った。
「次は最後の聖なる武器、兜は父さんが持っているんだ」
そう言ったアレンに、
「はぁ?」
とギルティア。
「えっ?」
とリリー。
「なんと!」
とジェイン。
「ごめん。もっと早く言えば良かったよね…父さんが言うには、他の聖なる武器を手に入れたら渡すって始めから渡せないって事なんだ」
「あの親父…」
ギルティアは怒りを込めて言った。
「まあ…アレンのお父様らしいって言えばらしいよね」
リリーがギルティアを慰める様に言った所で神父が戻って来た。
「おぉ〜勇者様こちらがその聖なる武器の一つ聖なる盾でございます」
神父が差し出した盾をアレンは受け取ろうとしたが、神父はひょいっとかわした。
「どういう事ですか?」
アレンは抗議の声をあげるが神父は、
「何もタダで差し上げるとは申しておりません」
といやらしくニヤリと笑った。
「何よ私達を脅すつもりなの?」
リリーは神父に噛み付く。
「勇者様達ならわかると思いますが、この盾は私達教会の御神体みたいな物でしてこれを持っていかれますと教会としても非常にまずいのです。それをもっていかれるのですからそれ相応のものが無ければ我々も黙っていられませんなぁ」
「でも神父、僕達は勇者一行と言えど金目の物は何も持っていませんよ。アレンの聖なる武器を渡す訳には行きませんし…」
ジェインは神父に話しかけるが、神父は首を降り言い切った。
「我々は何も物を寄越せとは言っておりませんよ。物はね」
「何が言いたいのだ。早く答えろ」
ギルティアは痺れを切らし叫んだ。それを待ってましたと言わんばかりに神父は言った。
「そこのギルティアさんと言いましたね。貴女の歌と踊りを我々にも見せて欲しいのですよ」