表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/65

鈍感勇者

マリアはギルティアの最上級魔族としての力に強力な封印魔法をかけた。


封印には強力な魔力を有したため封印後、マリアは白魔導師としての力を使い果たしてしまい現在魔法は使えなくなった。



______


        ___現在___



「ギルティア~待ってくれ!」


アレンはギルティアの後を追ってきた。


「何だ? 稽古は私の勝ちで終わったはずだろ、アレンはリリーの所にでもいけばいいだろ」


ギルティアはぶっきらぼうに言った。


「何故リリーの所に行かないといけないんだ? 

僕はギルティアに用事があるのに」


アレンは不思議そうに言った。


(駄目だ駄目だ!喜んだりしてはいけない)


とギルティアは思わずにやけている自分の頬をぺちぺちと叩きながら自分に言い聞かせた。


「ギルティア聞いてる?」



「すまない。聞いてなかった悪いがもう一度言ってくれるか?」


ギルティアは気を取り直していつもと同じようにアレンに接した。


「だから、一緒に来てと言ったんだ。」


そう言ってアレンはギルティアの手首をつかみ連れていった。



ギルティアはアレンに自分たちの生まれ育った村、カルバディンの村長の家に連れて行かれた。                


ギルティアはアレンに手首を握られた事で、別の世界に暫く旅立っていたようだが無事生還したようだ。



「なっ、何をしようとしているんだ」


ギルティアはアレンの手をふりほどき言った。


「何って魔王討伐の会議に決まっているだろ」


アレンは真剣な表情で答えた。


「僕たちはこれからお父さんたちでも成し遂げられなかった魔王討伐をするんだよ。」


「そうだったな悪かったさあ早速会議をはじめよう」


ギルティアはぶっきらぼうに言い、そそくさと村長宅に入って行った。


「なんでいきなり不機嫌になったんだ?」


鈍感な勇者アレンは不思議そうに独りつぶやいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ