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疑惑

久々の投稿です

稚拙な文ですが読んでやって下さい

「公表するほうがかえって危険ではないのか?」


ギルティアは理解できないといった表情で聞いた。


「だから牽制だっていっているだろ」


ギルティアの問いにイラついたのか青年はまた口調が元に戻った。


「危険でもなんでも魔王族と知りつつ襲うんだ、襲う奴はよほど自分の強さに自信があるか魔王族に敵対している奴だまあ、早い話罠だな。どちらにせよ魔王族を襲って生き残れた奴はいないと聞く」


「なるほどな、ついでだお前が知っている魔王族や魔族について知っていること全て吐け」



_______________



青年から話を聞いてからというものギルティアはこれから自分がどうすべきか悩んでいた。

魔王になると言うのにギルティアは魔族や魔王族に関しては何も知らなかったからだ。


魔王族と魔族の違いさえ曖昧だった。

物心がついたころには勇者と共に打倒魔王に向けて剣の腕を磨きあっていたし、魔王族の情報はジェインかリリーが教えてくれるのであえて自分で知る必要もなければ調べる気もなかった。


いや・・・そうではない。


正直に言えば自分の親兄弟のことが知るのが怖かったからだ自分の親兄弟のしたことしてきたことを同じ血を分けているのだから自分もしてしまうのではないかと恐れ自分の耳を塞いでいたのだ。


だから、ギルティアが知っているのは情報は魔王族が何処で暴れていたのかだとか能力は何かといった情報しか知らない。


(このままでは駄目だな魔王族や魔族のことを学ばなければ)


青年の話だけでは満足しなかったギルティアはより魔王族や魔族の事を知っている。

アレンたちの所に向かう事にした。




___________



ギルティアは早速ジェインに話を聞こうと思い、村長の所に行ったが居たのはリリーだけだった。

この際リリーでも良いかと思いギルティアはリリーに青年の話をし、リリーに魔王族や魔族について詳しく話を聞くことにした。


「と、言うわけで簡単に言うと魔王族は魔王と血縁関係にあるもの魔族は魔王以外の人型の魔物のことよ。わかった?」


リリーは意外と嫌がるそぶりを見せずにギルティアの質問に答えてくれた。


「ありがとうよくわかったよ」


「じゃあ、次は私の質問に答えてくれるかしら?」


リリーはその場を直ぐに去ろうとしたギルティアを引き止めていった。


「なんだ、出来れば手短で頼む」


「何故、あんた魔族なのにそんな事も知らないの?」


「は?」


あまりにもあっさり言い放ったリリーの言葉にギルティアは理解出来ず、間の抜けた声しか出せなかった。

言葉は理解出来るのだが意味が理解できない。

いや、理解したくないと言った方が正解かもしれない。


そんなギルティアの気持ちも無視してリリーはもう一度今度ははっきりゆっくりギルティアに言った。


「ねぇ、聞いてる?だからなんであんた魔族なのにそんな事もわからないの?」






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