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逃げた青年

「どうやったらそんな事になるのですか?」


ジェインはギルティアに言った。


「誠意を見せたんだ・・・」


「違うみたいね」


リリーは言い切った。


「いいじゃんか、俺はギル姉ちゃんが好きになったんだそれで良いじゃねぇか」


マークはギルティアを庇うように言う。


「ギル姉ちゃん!?」


アレンは驚き言った。


「そうだよ、ギル姉ちゃんはギル姉ちゃんだよ」


「何故かは分からないが懐かれてしまってな」


ギルは困ったように言っているが表情隠しきれておらず嬉しそうな表情だ。


「もう、何でもいいから早く戻るわよ」


リリーはうんざりした様子で叫んだ。



_______



「マーク大丈夫だったか?」


広場に戻ると子供達が集まり心配そうにマークに言った。


「大丈夫だ、それより聞いてくれみんな。俺たちの勘違いだ」


マークは子供達の輪の中に入り何かを話始めている。


内容はアーシェは本当は悪い魔族だったと嘘と本当が混じった作り話をして子供達を騙していた。


子供達は納得した様子で恐る恐るギルティア達に近づくと


「ごめんなさい」


と謝った。


子供は素直だなと思うのと同時にマークは末恐ろしい子供だなと、ギルティアは思った。


「なっな、俺の言った通りだっただろアーシェは魔王の5番目の子供だっただろ」


アレン達にアーシェのことを伝えるなり逃げた青年が威張った様子で村人に言っている。


ふと、ギルティアは疑問に感じた。何故この男はアーシェが5番目の子供だと知っているのかと。


アーシェのあの姿を見ても魔族である事は分かるが魔王族であるということは普通は気づかないだろうそれに魔王の5番目の子供だとあの青年は確信している様子で言い切っている。


ギルティアは青年に詳しく話を聞くことにした。

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