合流
ギルティアは自分の姿を隠す魔法をマリアに教わっていったためその魔法を使い空を飛び皆とはぐれた場所に着いた。
地面に血のあとがベッタリと付いている、それだけで他にはなにも見あたらない。
「アレン、リリー、ジェイン」
叫んでみたが返事はない、ギルティアはどうすることも出来ずその場に座り込む。
(やばい眠気が・・・)
ギルティアは眠気に勝てずにそのまま眠ってしまった。
______
目覚めると顔の目と鼻の先にアレンの顔があった。
「うわぁぁぁぁ~」
ギルティアはつい力を込めてアレンを突き飛ばしてしまった。
”ドンッガラッガッシャン”
派手な音が辺りに響く。
「なにするんだ」
ギルティアは驚いた様子で言った声が少し震えている。
「それはこっちのセリフよ、メスゴリラ」
すごく嬉しそうにリリーは言った。
「リリー、ん?ここは何処だ?」
ギルティアはリリーに訪ねた。
「僕にはなにも言うことはないのか?ギルティア」
アレンはよろよろと立ち上がりながらギルティアに向かって言った。
「アレン!すまない驚いたのでな」
「あやまったからもう良いよ、それにしても良かった。そんなことは無いのは分かってたけどギルティアが死んじゃったんじゃないかと心配だったんだよ」
アレンは泣きそうな顔で言った。
(まいったなぁ、気持ちが揺らいでしまうやめてくれ)
ギルティアは自分の気持ちを押さえ込んだ。
「そうよ私たちが目覚めるとあんたと魔王の子供達はいないし・・・心配したんだからね」
最後の方は小声で聞こえにくかったがギルティアはしっかり聞いた。
「ありがとう心配してくれて」
「バカ!し心配なんかしてないわよメスゴリラのくせになに言ってるのよ」
リリーはブツブツ文句を言っている」
「あの~僕のこと忘れていませんか?」
ジェインは寂しそうに言った。