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約束できないなら、言わないで。

作者: にゃふら

燃えるような色の円盤が、きみとぼくの黒く伸びた影をつくっていた。

日を背にして立っているきみの表情は目ではわからないけれど、きっと昼間の太陽のように眩しい笑顔をしているんだ。

その笑顔にぼくは何度も救われたけど、きみの笑顔はきっとぼくのものじゃない。

日を目の前にして立っているぼくの表情はきみしかわからないけれど、きっときみに負けないぐらい笑顔のはずなんだ。

でもぼくの笑顔は懐中電灯のように無機質で、きみにこの気持ちを知られないようにする道具に過ぎない。

きみの表情は、全てあいつに起因しているんだ。

ぼくの表情は、全てきみに起因しているけど、それをありのままに見せたら、きっときみは心配するから。

二つの影は、向かい合う家の間で動きを止めた。

あぁ、今日もこの瞬間がやってくる。

いつまできみとこの言葉を言うことができるだろう。

きみとぼくはそれぞれ右手を振り、満面の笑顔で、口を揃えてこう言うんだ。


――明日、またね。


ぼくがこの言葉を失う日は、そう遠くない。

突発性症候群。

意味わかんなかったらサーセンorz

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― 新着の感想 ―
[一言] 爽やかです。 もう言わなくなる日が近づいているのでしょうか。何だかとても懐かしい思い出が蘇ってきて私は好きです。
2009/11/17 21:13 退会済み
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