私の気持ち
あの後直ぐに王城に連絡、精霊を創造したことについてと、過剰エネルギーをどうにかしないかぎり、環境の調整が出来ないことについて、話をした。
宝石のように凝固したエネルギーは、向こうの受け入れ準備が整いしだい、配送することに。
家に関する精霊(仮称、家事精霊)は、家事全般/薬品調合/スープ類(野菜のみ/各種骨のみ)作り/各種ジャム作り/時間が余ったら何かの生産、をしてくれることに。
そのおかげで、私の一日に空き時間が増えた。
その空き時間、休憩時間に、ふと気付くと、家の外の、寝ておられる神龍様のお姿を、見てしまっている。
この行動、私の気持ちが解らない。
私は、愛が解らない。
愛は依存だと、知ってしまったから。
人間は、依存と切り離せない存在。
精神的な依存と、身体機能の依存、ホルモンやフェロモン。
いや、ホルモンやフェロモンが、感情と密接な関わりがあることから、精神的な依存も、身体機能の依存と関わっていると思う。
【ホルモン】とは、条件が揃うと、体内で生成、分泌される生体生成薬。
性行為時に分泌されるホルモンは、数種類が混合しており、その中の幾つかには、【依存】に関する物質が含まれている。
おまけに、そのホルモンは、日常生活でも分泌される。 たしか、前世で見た資料では、[DV被害者][ギャンブル依存者][万引き]に関与してたはず。
私の神龍様に対する感情は、
①前世からの努力の証、使い回しスープを褒めてくださったことに対しての、【承認欲求】
②又作ってほしと、【頼られた】ことについての、嬉しさ。
③転生者という、【秘密の共有】
④生い立ちを知ったことで生まれた、【同情心】
⑤規模は違うけども、孤独という部分が同じことから得た、【共感】
⑥生い立ちを知ったことで生まれた、【尊敬】or【信仰】
⑦便利な魔術をその場で作って、頂いたことへの【感謝】
⑧解体/下処理しているの時に見た、【ギャップ萌え】
⑨(私の作った)血液入り腸詰めを求めてくれたことへの【嬉しさ】と、その時の表情から、又作ってあげ【たいと思えた】こと。 (【〇〇したいという思い】)
………多い。 短い期間なのに、多い。
私は混乱していたのかな? オーバーフローかな?
とりあえず、落ち着こう。 深呼吸。
………駄目かな? あの時の、子供のような顔が、頭から離れない。
普段の、禍々しくも神々しい御姿からは想像できない、子供のような顔が。 これが【ギャップ萌え】かな? 恐ろしい。
それを無視しても、私の心にある思いは、
①又、努力を認められたい。
②神龍様のために、作ってあげたい。
③あの時の顔を、笑顔を、何回でも見たい。
………とりあえず、今は考えない。
今、考えないといけないことは、次の食事会のメニュー。
案はある。 助手(家事精霊)もいる。 多分大丈夫。
それともう1つ、現実を見ないといけないことがある。 この、筋骨隆々の精霊達。
自然系の精霊達は、まだ、受け入れられる。 合う機会も、あんまりないだろうし。
だが、家事精霊達は違う。 毎日合う。 威圧感が凄い。
せめて、可愛い姿が良かった。 厳つい。 ゴツい。
なんとかして、慣れないと。
そもそも、なんでメイド服? 女性なの? 筋骨隆々なのに? ゴツいのに? 巨乳=胸筋だよ、あれ。
せめて、細マッチョなら良かった。 服の下が、実は筋肉隆々なら、まだ良かった。
それと、技能もおかしい。
確かに、神龍様は仰られていた、人型で纏めたと。
だからと言って、生産各種に、鍛錬の相手が出来るのは、おかしくないかな? 暗殺者や騎士が混じっていないかな?
とりあえず、慣れよう。 なんとかしてでも、慣れよう。




