いざダンジョンへ
昨日は山の日でしたね。皆さんはどこか行かれましたか。僕は滝を見てきました。
ゲームを始めて一週間が過ぎた。明日から始まる初陣に向けて準備を進めてきたのである。
まず初めに行ったのは傭兵ギルドへの登録だ。このゲームは戦争をする際はどこかしらの軍団に所属しないといけない。そして通常一度入った軍団からは抜けられない仕様となっている。しかし唯一傭兵の職業についているプレイヤーは傭兵ギルドに加入すると多くの軍団を渡り歩けるようになっている。初期プレイヤー達を追い抜くことを目標にしている俺にとって多くの軍団を渡り歩くことは大きなアドバンテージになると考えている。
「いらしゃいませ、ご用件は何でしょうか」
かわいいお姉さんではなく、厳ついゴリラみたいなおっさんに受付をされながら用件を伝えると
「わかりました。ギルドに登録させていただきます。」
その後の説明によると、Fランクから始まり最大がSランクとなり、ランクによって報酬や料金が変動するそうだ。罰則やなんやらもあるにはあるそうだが、さすが荒くれもの集団といったところか守っている人はほとんどいないそうだ。
「次に依頼のある戦争が1週間でございますがよろしいですか」
一週間あればだいぶ強くなれるな。
「わかりました。一週間ごですねそれでお願いします」
ギルドを出た俺は強くなるためにダンジョンに向かった。
このゲームではレベルを上げるには2つの方法がある。1つ目は戦争で活躍することである。2つ目はダンジョンにもぐることだ。はるか昔に地球にやってきた宇宙人がもたらしたモンスターたちがダンジョンには閉じ込められていて、それらを倒すことで経験値が入りLVが上がるという仕組みだ。ダンジョンのバリエーションは豊富で森、海、雪山さらには都会の高層ビル群など多くのシチュエーションがある。
俺はスキルを増やし狙撃の腕を上げるためとSP20で手に入る鷹の目というLVに応じて上空視点からエリアを見れるスナイパーにはもってこいのスキルを手に入れるために、ビル群のダンジョンに向かった。
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PN:ryou LV:12
身長175㎝
職業:傭兵
所持金:0ユーロ
スキン 白髪 黒服
装備 フェイスマスク黒 幸運のブレスレッド
武器 DSR-1
SP:14
HP:24
MP:12
STMスタミナ:12
STR(筋力):12
DEX(器用):24
AGI(敏捷):12
TEC(技量):36
VIT(耐久):12
LUC(幸運):24
スキル
・無限のリロード
・土魔法LV1
・暗視LV1
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「はあ、はっ、はあ、はあはあ」
喘いでるのではない、近距離戦の苦手なスナイパーとして隠れて狙える場所が必須なのである。なので俺は転移されてから10分ほど走っていた。ついに俺は20階建てのマンションの屋上に身を構えた。代替地上から65mほどである。獲物が来るまではとにかく待ちだ。俺はスコープを覗きながら敵を探した。
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最近荒○行動の東京○種コラボに感化され読み直していたのでryouのスキンは金○様モチーフですww