無題。
つかれた。
ただ、無性に疲れているだけなのだ。
何がどうというわけでもない。
どれが理由というわけでもない。
ただただ、ボクはその場に蹲ったまま動きたくないだけなのだ。
世界が美しいと言ったのは誰だろう。
世界が汚いと零したのは誰だったろう。
どこかの誰かが残した言葉に、ボク達は振り回されている。
息苦しいのは何でだろう。
窮屈なのはどうしてだろう。
締め付けるのは、
ボク達を雁字搦めにするこの鎖は、何。
人間はとてもおかしな生き物だ。
本能ではなく理性で動き、生命とは関係ない欲を持つ。
人間は不思議な生き物だ。
文句は溢すのに、繋ぐ鎖を取り払わない。
ボクはおかしな生き物だ。
不思議だ、ボクは――――…
……鎖がないと生きていけない。
疲れた。
ただ漠然と、ボクはそう思う。
何が原因ともいえない。
どれがそれとも説明できない。
ただただ、耳を塞いで目を閉じて何も考えたくないだけなのだ。
――――ボクは、……
愚痴のような、ストレス発散のような、そんな程度のものです。
お付き合い下さりありがとうございました。