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暗君

ハンデングール城・王室


「もっと酒を持ってこい!!

今日は宴会だぁ」


「王!!マレー様が見たら泣きますぞ」


「うるさいぃぃ

大臣、貴様父の頃からの忠臣だから今まで我慢してきたが私が命令すれば

国外追放にもできるんだからな」


「……………はぁ」


( トン トン )

「はいれ! 」


「ライアン陛下、

今月の金発掘所の労働者の給料が支払われていないとドワーフ共が城門に集まっていますぞ」


「何だと!大臣どうなっているんだ」


「先日 王が支払うなと言ったのですぞ……?」

「うぅむ……

奴らを怒らせると面倒だ、ひとまず払っておけ」


「はは、 了解しました」

( スタ スタ スタ )


ハンデングール城・城門


「給料払え、労働者をなんだと思ってるんだ」

「ドワーフを怒らせたらただじゃすまないぞ」

「王に合わせろ!!」


( ギー ガッシャン )


「ドワーフ共給料を持って来た、一列に並べ! 」


ガヤガヤ ガヤガヤ


「最初から素直に払えばいいんだ

ライアンの飼い犬共!」


「そっそこのドワーフ!

おっ王を侮辱したな この槍で死ねえぇぇぇ」


( ブス )


「貴様よくも仲間を!!

殺してやるぅ」


「ごっ護衛兵、わっ私を守れ、

私を助ければ王より莫大な財宝が貰えるぞ」


「よし全員、円陣を組め

ザイル様を守るんだぁ」


( ブス ブス ジョバ)


「こっこんな事して

ただで済むと思うな…」


( グサ )


「哀れな種族だ…

相手の力量も計れないなんて」


「直ぐに死体を川に捨てろ、

城壁の血も一滴残らず拭け………?」


( ギー ガッシャン )


「ザイル兵士長!

ドワーフ達はどうした?」

「はっ大臣!

給料を渡し山に帰って頂きました」


「そうか………?

あの腕は誰の腕だ?(スタ スタ)

太さからして……ドワーフか?」


「!!!そっそれは……」


「それはなんだ?ハッキリしないと軍法会議に掛けるぞ」


「それ…ドワーフの腕です……

襲ってきたのでつい……」


「ザイル兵士長!

聞きたい事がある大部屋まできてくれ」


「……はぁ」


ハンデングール城・大部屋


「城門にいた兵士全員

ギロチン刑にかければすむ話だろ」


「サターン殿

それが…王の親友であるザイル兵士長の失態なのだ」

「それがどうした!ミスをしたやつはギロチンだギロチン」

(ギー ガッシャン)


「ザイルは何処にいる」


「陛下、ザイル殿は牢屋です、」

「まっギロチンで数時間後には……」


(ドス ドス ドス)


「サターン貴様ぁぁ、

それ以上いってみろただではすまさんぞ」

「ザイルが何したかしらないのか?」


「何をしたというんだ」


「貴方の親友の兵士長は

ドワーフを大量虐殺したんです生かしておけば反乱が起きます」


「えっ………ザイルは優秀な奴だ爺ギロチン刑に掛ける必要はない

それよりもドワーフの山を焼け、」


「………… ?

いまなんと」


「ドワーフの山を焼けといったんだぁぁぁぁ

私に逆らう前に……」


「王、心をたしかにドワーフ達を敵に回せば

他の移民も敵にする事なるのですぞ」

「構わない、サターン!

貴様にチャンスをやる山を燃やしたら先ほどの侮辱を許してやる」をやる山を燃やしたら先ほどの侮辱を許してやる」

「わかった!」

(この国は終わりだ…

大臣は優秀だが王があれでは…良い機会だ兵共を連れて反乱でも起こすか……)


「何ブツブツいってる早く兵を連れてドワーフ達を焼き殺してこい」



「仰せのままに陛下様」

(はずは青騎士ハイラークを仲間にしなくては……

これから楽しくこの国が滅んでいく姿を見物するか


フハハハハハハ)

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