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第一話 出会い


 ある日、部屋のそうじをしていたら出てきた中学の卒業文集。


 「あ〜なつかしいなぁ……ん?あぁーーーーっ」


 最初のページの集合写真で俺のとなりに写っているメガネのいかにもガリ勉ですって感じの男。


 俺のクラスメイト浜崎悠はまざきゆう


 「くそっ、あいつのことは思い出さないようにしてたのに…。」


 とにかく、あいつの変人ぶりときたら…もう思い出すのも嫌だ。


 

 で、時は6年前の高校の入学式にさかのぼる。


 最初はやっぱりおなじみの自己紹介。


 「北中学校出身、佐藤恭祐さとうきょうすけ好きな教科は体育です。よろしく」


 やっぱこういうのは緊張するもんだよなぁ、と隣の男子(篠原だそうだ)と話していると…。


 「南中学校出身、浜崎悠です。好きな教科は理科。そして僕の夢は宇宙人と遊ぶことです。以上」


 は…? クラスのほとんど、いや全員がこう思っているに違いない。


 そんなこんなで俺は浜崎悠と出会ってしまった。


 入学2日目で彼を知らない人はいなくなり、いろいろなウワサもでてきた。


 俺が最初に話してた篠原はどうやら浜崎と同じ南中だったらしくいろいろな逸話を話してくれた。


 「あいつな実はメガネ外すとかっこよくてさ。よく女子に告白されてたんだ」


 「は?!あいつがか?(俺は告白なんて一度もされてない…)」


 「うん。でもさぁ、その女子たち全員フラれたんだよね」


 「なんでだよ?」


 「それがね『君が宇宙人じゃない普通の人間だから』なんだってさ」

 

 信じられない…。あいつは宇宙人以外には全く興味がないってことなのか。


 


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