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転生したらダンジョンだったので、今日も生き血を啜って生きながらえてます  作者: トム


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冒険者2

第9話 冒険者2

バットとスパイダーにはそれぞれ隠れながらダンジョンの奥まで下がるように指示を出した。

こうなりゃ総力戦だ!ゴブリンのいるコア部屋の前で一気に奴らを叩く!


ジリジリとダンジョンを進む3人組。

大きめの剣を携えた男を先頭に、真ん中に斥候の男、最後尾に杖の男という布陣だ。

斥候の男は顔色は優れないように見えるが、足取りを見るとスパイダーの毒の影響はさほどないように見える。

3人いっぺんに相手するのはまずい。何とかバラけさせないと。

しかし向こうもかなり警戒している。小細工がどこまで通用するか。


ジリジリと進む冒険者たちがモンスター達を控えさせているコア部屋の前まで辿り着いた。

コア部屋前には、バット11体、スパイダー9体、キャタピラー4体、ゴブリン3体が岩陰に隠れて様子を伺っている。

ここであえてゴブリン2体に冒険者から姿が見えるように岩陰から出るよう指示する。

ゴブリンの姿を見た冒険者達の動きが止まる。

恐らく冒険者達からみたらゴブリンは格下だろう。しかし、最初に見せたバットとスパイダーの連携に普段とは違う何かを感じ取っているはずだ。


膠着している間に岩陰を伝ってスパイダーに冒険者達の背後に回るよう指示をする。

恐らく杖を持った初老の男は魔法使いとかそういったポジションだろう。

先程の斥候の男に薬を塗る行動からもこちらを先に片付けた方が効率がいいだろう。

そのためには3人組を分断する必要がある。


大きめの剣を携えた男がゴブリンに対して間合いを詰める。斥候の男と杖の男はそれをフォローするかのように共に距離を詰めてくる。

その時岩陰に隠れていたキャタピラー4体が同時に溶解液を杖の男目掛けて発射する。

溶解液は杖の男の顔面目掛けて降りかかる。

不意打ちに慌てた杖の男は、悲鳴を上げながらたたらを踏んで後ろに倒れ込んだ。


慌てて杖の男に駆け寄ろうとする剣の男と斥候の男、そこですかさずバットの超音波を2人に浴びせる。

耳を押さえてその場で動けなくなる2人。

今だ!スパイダー!全員で杖の男に噛みつけ!

次々に杖の男に噛みつき毒を注入するスパイダー9体。悲鳴を上げながらのたうち回る杖の男。

剣の男達が駆け寄った時にはすでに毒の注入を終えたスパイダーは素早く岩陰に隠れる。


「クソっ」

悔しそうに言葉を発する剣の男。

おや?今まで気にしていなかったが、男が発しているのは日本語ではないのか?

「どうする?一度引き上げるか?」と斥候の男

「このまま引き下がれるかよ」

「でも、ここのモンスター変だぜ。連携取ってるみたいにタイミングがよすぎる。そんなの見た事がない」

よし!このまま帰ってくれれば儲けもんだ!

家帰れー!帰れー!再びの帰れコール。


ん?よく考えたら今こいつらが帰ったら、もっと仲間を集めて大勢で攻めてくるって事もあるのではないか?

先程の剣の男の発言「このまま引き下がれるかよ」とは、やはりダンジョンを攻略する事で何か報酬がある事を意味していると考えられる。

ヤバい!十分にあり得る。3人(1人すでに瀕死)なら戦える可能性は十分ある。

これは帰す訳にいかなくなった。


こうなったら最後までお付き合いいただきましょう!3人まとめてダンジョンの肥料になっていただきます!

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