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転生したらダンジョンだったので、今日も生き血を啜って生きながらえてます  作者: トム


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冒険者3

さて、方向性は決まった。

全員を葬るとするならば、できれば剣の男と斥候の男が言い争いでもして、別々に行動してもらうのが望ましい。

最悪なのは、杖の男を置いて2人がそそくさとダンジョンから脱出して、大人数を引き連れて戻ってくることだ。


2人の会話に耳を澄ますと、どうやら剣の男に斥候の男が従う形で話がつきそうだ。

とりあえず、最悪のケースは避けられそうで胸を撫で下ろす。

これまで不意なモンスターの連携に煮湯を飲まされているものの、モンスターのレベルを見れば十分対応可能と踏んだんだろう。

その通りなんだと思う。これまで会敵しているもっとランクの高いモンスターはゴブリン(E)なのだ。

不意をつかれず、まともに戦えば負けるはずがないと考えているだろう。

そして都合の悪いことには、コア部屋にいるモンスター以外は姿を確認されていて、既に攻撃のパターンは想定の範囲内にあるというだ。

そういう意味で切り札は、また姿を確認されていない、レイスとレッサーパンダという事になるが、まぁレイス頼みだ。

だが、レイス1体で冒険者2人を相手にできるのかというと、正直なところ冒険者のレベルもレイスの強さもいまいち把握していない現状では、判断のしようがない。

この状態で切り札をぶつけるのは危険すぎる。


思案していると、杖の男をその場に残して剣の男と斥候の男が素早く動き出した。腹を括ったようだ。

コア部屋に向かって突進してくる。

ヤバい!モンスター達に指示をする暇がない。

剣の男が大きく振りかぶって、ゴブリンに向けて振り下ろす。

忙しいでバットに超音波を発するように命じる。が、既に振り下ろされていた剣の勢いは衰えず、そのままゴブリンを切り裂く。

ゴブリンの断末魔がダンジョンに響く。

さらに斥候の男が、もう1体のゴブリン目掛けて短刀のようなものを投げつける。

短刀はゴブリンの首に刺さり、ゆっくりと倒れ込んだ。


やっぱりこの冒険者たちかなりの手練だ。

バットやスパイダーたちは、不意打ちがなければそれほどの脅威にならないと踏んで、強行突破してきた。

悔しいが、この判断は正しい。結局、冒険者達はあっという間にコア部屋に入り込んできた。


クソっ!モンスター達の連携を考える時間がない。

とりあえずコア部屋の外にいるモンスターに急いでコア部屋に集まるよう指示する。


コア部屋に入った男2人はいったんその場に留まって様子を伺っている。

部屋は暗い。恐らくレイスやレッサーパンダの姿は確認できていないはずだ。

どうすれば2人を分断できる。2人が動きを止めている今のうちに何か打開策を。


そろそろと動き出す2人。

後ろからバットの超音波を浴びせる。顔を顰めて一瞬動きを止めるが、それだけだ。足止めにもならない。

続けてキャタピラーが溶解液を発射するも、後ろにいた斥候の男がそれを躱すために飛び上がる。

ここだ!着地の瞬間に足元の地面を20cmほど隆起させる。

着地の目算を誤り、たたらを踏んだ斥候の男が倒れ込む。

ここだ!隆起を使って剣の男と斥候の男の間にありったけのMpを込めて壁を作り上げる。

壁は薄くて幅も大したことない、男たちからすれば大した障害にもならないだろう。

しかし怯んだこの時を逃さず、壁を挟んで剣の男にレイスを、斥候の男に生き延びたモンスター達を対峙させる。

これで何とか2人を分断させる事に成功。


分断させたもののMp0の窮地。

やってやんぞ!乗り切れ俺!

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