店子への家賃貸付は悪徳企業と同じ
店子に借金させるのは、社員に借金させているようなものだ。大家はまったく汗をかかない。極端な話、家賃さえ入ってくれば店子がいつ倒産してもいい。店子は担保がない。収入の目処すらたっていない。
ますます、両者の関係が悪くなる。
借金をするなら大家だろう。大家が借金をしてでも店子を支える。自分が見込んだ店主だ。そのくらいの度量があってもいい。
そうなると、大手のビル会社や賃貸マンションの業者に反発される。野党でさえも、大企業、金持ち優遇に走る。
この状況では、借金をしてでも休業を続けようというよりは、廃業後も数ヶ月家賃を払わなければならない人たちに利用させて大家の収入を確保するというものになりそうだ。