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試し書き  作者: 固ゆで卵
プロローグ
1/2

勇者育成計画

はじめましてよろしくどうぞ。

––かつて、この世界は『魔王』と呼ばれる途方もない膨大な魔力を有した魔物に征服されそうになったと言う。 皆、一様になりそれを阻止しようと剣を握り、杖を振るい必死で抵抗し続けた、

しかしそんな抵抗はあっけなく魔王率いる『魔王軍』によってことごとく打ちのめされ、

絶望の淵に立たされた人種族達は諦めかけていた。 だがその時、人種にたった一人の英雄が誕生する。

その少年は人種でありながら魔王に匹敵するほどの魔力を有し、生まれながらにして魔法すらも自在に操ることが出来た

––––彼は決して力に溺れることなく人々に寄り添い、迫り来る魔王軍から人々を守り続けた。

彼はいつしか、打倒魔王を掲げ、二年後ついに征服されていた大陸領土の八割、全てを魔王から奪い返すことに成功した。さらに青年は魔王軍を討ち滅ぼし、 ついに魔王と対峙するが、彼でさえも魔王に勝つことは出来ず、魔王を封印することが精一杯だった、

結果として勇者は激闘の末、力の半分を失うことになったが、世界中の人々は魔王からの解放を大いに喜び彼を英雄、または勇者と賞賛し、畏敬の念を抱いた。

魔王によって荒らされた大地の復興、村の修復、異なる種族の協定それら全てが勇者の名の下に形成され、世はかつてない平和を取り戻したのである。

––––だが、勇者は安心するのは早い、皆に告げた

「数百年後には魔王が復活する」と。

その言葉に皆は激震したがその状態を宥めるように新たに勇者は言葉を発する

「……その頃には僕は当然死んでいるだろう。魔王が復活するまでの間、人類は新たに力をつけ魔王を倒す術を身につけなければならない」

人種族達の王都とされる真ん中にそびえ立つ、巨大な城の大広間中央で勇者は声を大にして言う、

「そこで!! 『勇者育成計画』を実行する!」

––––そして、舞台は四百年後の王都へと移り変わる。



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