第二話 新たな可愛い仲間
投稿遅れて申し訳ありません!
爽やかな笑顔で挨拶を終えると、イザべナがこちらに冷たい笑顔を向けてきた。俺は少し迷ったが、親睦を深めるためにドヤ顔をお返ししてあげた。
「残念だな。私はカムイと仲良くやっていきたいのに。そして、もう一人仲間を紹介してあげようかと思ったんだけどなぁー。本当にぃー、残念だなぁー。」
イラッとする顔で言われて思わず殴りそうになったが「仲間」という言葉で手が止まった。まさか此奴に仲間がいるなんて…!ゼッタイ友達いないぼっちだと思ったんだけどなあ…。
「どんな、仲間なんだ?是非、紹介してくれ。」
心で思ったことは口に出さないことにした。言ったらなんか面倒臭いことになりそうだからな。
「敬語忘れてるよ?どれだけ私が若そうに見えても、私は年上。まあいいよ、どうせこんなこと言ったって治りそうもないし…。じゃなくて、私の仲間はとってもいい子なんだ。可愛いしね。多分、あの赤い屋根のよろず屋さんにいると思うけど。」
赤い屋根を指さしながら淡々と述べるイザべナ。あのうざさがなかったら美女認定一級なのにな。全く、美形の無駄遣いだ。
「じゃあ、あそこに行くか。」
「ん、早く行こう。居なかったら御免ね。」
俺たちは赤い屋根を目指して歩いていくのであった。
お店に着くと思わずおお、と行ってしまうほど大きなお店だった。相当金持ちなんだろうなー。うわー羨まし。どうでもいいこと考えていたらイザべナが店主らしき人物に声を掛けに行った。
「ジュピターいる?今日は、あの子に大切な用事があって来たの。」
「はいはい、居ますよ。おいで、ジュピター。」
店主らしき人物、店の奥に声を掛けました!さあさあ、どんな奴なんだろうか!?可愛いのか?性格天使か?ロリなのか?俺の期待が今にも大爆発を起こしそうだ!早く来て欲しい。
「お父さん。そんなに大きな声で呼ばなくても聞こえるよ。あ、イザべナじゃない!久しぶりだね。」
…予想外の結果だった。まさか、猫人だったなんて!!でも可愛いから許す!この世界は動物と人間のハーフが沢山住んでいる。だがこの辺で猫人は珍しいと思う。
「店主さん、有難うございました。ジュピター、話があるから店の外に行こう。」
イザべナが俺に合図をしてきた。言うことを聞くのは嫌だが、仕方なく外に出る。
「ねえイザべナ。何の用事なの?そしてこの方は誰?」
可愛い猫人が首をかしげてイザべナを見上げる。そしてイザべナは俺に合図を出す。俺は渋々自己紹介をする。
「俺は、ミケロダッシュ・カムイです。この世界について神様に文句を言いに行きたいから、人を集めたらイザべナが来てくれました。で、イザべナが君のことを教えてくれたので仲間に誘いに来ました。どうか、一緒に神様に文句を言いに行きましょう。お願いしますッ。」
「やめてやめて。頭下げないでよ。僕はウラヌス・ジュピターです。多分君より年下だから君は敬語使わなくていいよ。あと見た目の通り猫人です。この辺では猫人はあまり居ないみたいだけど宜しくお願いします。答えるの遅くなったけど僕も君と一緒に文句を言いたいです。僕だって辛いことあったんだから。」
にこり、と笑いながら自己紹介をしてくれたジュピター君。可愛いです。イザべナと違ってとてもいい出会いをした。これからよろしくね、と笑うと、はい、と笑って返してくれた。最高。
メンバーは、十分だ。本格的に中身も考えていこう。
今回もご愛読ありがとうございます。悪いところとか、どんどんコメント下さい!
お待ちしております(`・ω・´)