第3話〜この日を忘れない〜
道家『ごめん...。今日も用事があるから...。』
これで4日目...。
荻原『分かった。まぁ、用事があるなら仕方ないな。』
バスケの試合(道家ワンマンショー)から4日目道家はいまだにバスケ部に入って無い。
尾行開始!!
いたいな...。おれ...。
でも...、バスケをしていた時もおもしろそうな顔はしてなかったし、なんか訳があるんじゃないかと思った。おれは人の心の闇みたいなのに興味がある。それは、ひどい癖だとは分かってるがそれが知りたい。
ん??
誰かと話してるな...。でも、もっと近付かないと聞こえない...。
道家『だれ??』
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しまったぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
やべっ!!完璧に変態じゃん!!!!もう変態キャラじゃん!!!!!!!学校での無難な毎日がぁ〜...
道家『荻原君か?』
荻原『あぁ〜、たまたま、なんか腹痛的ななんかで...、あっ、ヤベッ!!なんかひどくなってきた...』
荻原(無難な日々終了〜。)
??『お前が4日も休んだから、気になってついて来たんだろ?ったく、毎日おれんとこに来てただろ...。学校にも良い友達がいるじゃねーか!!』
隣でしゃべってた人が適格な事をいった。
道家『そうか...。ありがとう。でも、学校より楽しい事があったから。』
荻原『ヘっ?学校より楽しい事??』
道家『まぁ、この「DA-KING」っていう人がバ...』
DA-KINGを省略してD-Kにします。ご了承下さい。m(__)m
D-k 『ん?あっ!ヤベッ!時間がねぇ!!まぁ、これはチケットだから2人で見にこいよ!学生には、優しいから、今回はただで!!じゃあ、また!!!!』
ピュー
...。風のように去って行った。
荻原『さっきの人はDA-KINGっていってたけど』
道家『あぁ、おれの親戚の人なんだけど、まぁ、このチケットも余り物なんだけど...。』
荻原『なんのチケットなん?』
道家『ん?ん〜、じゃあ、サプライズって事でその時まで秘密にしとく。』
サプライズって...。何??
道家『このチケットのイベントまで時間があるし。少し、河原で暇潰ししない?』
荻原『えっ、あぁ...。』
なんかおれにだけなにも情報入ってきてない...。
河原...。
河原についた途端に道家がしゃべりはじめた。
道家『荻原君って、学校楽しい?』
いきなり真剣な話を仕始めた。
荻原『う〜ん、部活動はそれなりに楽しいし、友達と過ごす時間も楽しいけど、勉強は意味が分からん。とくに道徳とか答えがあったりするから意味が分からん。先生が道徳の教員本になんかここはこういう答えみたいなのがあって、それ見て、うわ〜...。みたいなw』
道家『...!ははっ。』
少し驚いたあと、はじめて道家が笑ったトコを見た。
荻原『バスケの試合したときもなんか楽しそうじゃなかったっていうか、心ここになしっていうか。そんな感じだったけど、学校についてどう思ってんの?』
道家『学校なんてぶっちゃけつまらんし。ほんとは、バスケよりしたい事があるんだ!!』
荻原『したいこと?』
道家『あぁ、ずっとここ最近さっきのDA-KINGさんの家にいたんだ!そこで、まぁ、このチケットにもあるようにあっちは忙しかったんだけどおれが勝手に...、ん?』
道家が目を見開いてる。
道家『やばい!時間を1時間くらい間違えてた!走らないと間に合わない!!』
荻原『ええっ?』
道家『急ごう!!』
そういうと全速力で目的地に向かった。
開始10分前...
D-K 『あいつ、20分前にはくるとおもってたんだけど、来て無いなぁ。』
??『おーい!あんたは遅刻したんだからてきぱき準備しちゃってよ!もう10分前なんだし!!あぁ、今日は業界の人がくるのに...。ちゃんと前座をちゃんとやっちゃってね!!』
D-K 『ういーす。(うるさいオチャンだな。にしても遅いな...何してんだ?)』
その頃...。
道家『急げー!!』
荻原『はやっ!!』
さすがスーパーバスケをみしてくれたことがある。ずば抜けた体力だ!1kmをフルスロットルで走る!
道家『もうすぐだから!!がんばれ!!』
荻原『オッケぃ....』
かれこれ2kmになろうというところでついた。
荻原『はぁはぁっ、こ....こ.....か?』
道家『うん。はぁっ、間に合ったっぽいね。まぁ、20分前にきてDA-KINGさんに本番前に会いたかったんだけど。まぁ、入ろう!』
そこは、古い駅前の店だった。あれ?ここって何の店だっけ??この付近はあんま来ないから分からなかった。
道家『ちょうど始ったとこらしいね。』
荻原『えっ、そうなん?』
ガガッ、ピー...
『例えば、どこかで戦争が起きてもワクワクする自分がいて、そんな自分が大嫌いで、何をしていいか分からなくなったら今日という日を思い出して下さい!じゃあ、やるぜ!!全身全霊を込めて!!!!』
耳に入ってきたDA-KINGさんのあの言葉をおれは一生忘れないと思う...。
第3話へ続けぃ!!