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ぷよっと村へ出発‼



「しゅっぱーつ‼」


「きゅっ‼」



こうして再度始まった冒険。目標は村に行くこととグリーンパンサーに見事勝つこと‼

絶対に勝ってやるうっ‼


少し歩いたところで例のグリーンパンサー登場! さっきやられたグリーンパンサーと大きさは同じくらい。

今回も、----私が挑む。グリーンパンサーの戦い方や攻撃パターンも覚えた。

まずは向こうから突進してきた。狙い通り、まずは横によける‼



「ふっ‼」



もう1回突進がくるみたい。ここでよけながら攻撃をあてる。

できるだけ重いだけ一撃をくらわしながら、横へ受け身で回避する!



「てぇりゃっ‼」



少しよろけた。ここがチャンス。これで走るスピードが少し遅くなるはず…。

グリーンパンサーはずっと私の周りを走り回っているがやっぱりスピードは遅くなってる。よし、ここで決める…!

もう1発……。



「ここだあっ!」



-------この一撃がクリティカルhit!

グリーンパンサーはよろよろとしてからばたっと倒れた。私が勝ったんだ…。

経験値、獲得! かな? そういえば経験値と言えば村! いそがないとっ。



「すっちゃん、行こうかー」


「きゅうん」



再度村へ出発。グリーンパンサーがいたここは家と村のちょうど半分。まだまだ張り切っていくよ~。


ところが天気が激変。この世界にも天気が存在するんだ…。でも、さすがに急すぎぃー‼

みるみる間に雨が降り出し、雷が鳴りだした。どこか雨宿りできる場所ないかな…。

びしょぬれになりながら少し歩いていくと…。大きな家を発見‼


「ここはウィッチハウス。まだ人類未攻略のダンジョン…。

中には人間の若い女の子の魔女の魔物がいるという…。このダンジョンに入るには魔法に耐性がある装備を付けていないといけない。」

「いるという…。」って書いてあったのは不思議。中はトラップがぎっしり張り巡らされているらしい。それと関係してる?

屋根がある端っこで雨宿りをちょっとさせてもらおう。なかなか大きくて、形は「the魔女の家」って感じ。

「魔女は好戦的ではない」って書いてあった。友達になってみたいなあ…。


ウィッチハウスに近づいてみると大きい‼ わあ、近づいてみるとやっぱり大きいなあ…。

とのんびりしていると、-----中から人影が‼ まずい………。私より2年下くらいの容姿だ。普通の可愛い女子、といった感じだ。

そう考えながら木の陰に隠れて息をひそめていると、こっちに歩いてきた!

見つかったみたいだ。魔女の女の子には言葉が通用するようで、会話もできるそう…。

ここは、仲良くなるしかない‼ すると、向こうからこちらに、



「そこに誰かいるよね? 隠れても無駄だよ!」



と話しかけてきた。もうこうなったら…、私は木の陰から出た。



「えと~、魔女さん?」


「なに? また私を倒しに来たの?」


「いやそうじゃなくて…」



こういうとき、どう話せばいいのだろうか。相手は人間の姿をした魔物、何をされるかわからない。

でも、仲良くなりたい。すっちゃんみたいに友達になりたい…。

-------どうしたらいい…? いや、ありのままのことを話そう。そうしたらきっと、思いが伝わるはず…。

大丈夫、人でも魔物でも、仲良くなり方は同じなはず。



「-------魔女さんと仲良くなりたいの‼」


「え? 私、と…?」


「そう!」


「……本当に?」



疑われている…。でも、ずっと一人でなんだか寂しそう。このダンジョンは「トラップ」はあるが、魔物は魔女さん以外いないと聞いた。

ずっと一人で暮らしているのだろう。



「本当。魔女さん、ずっと一人で寂しそう…。」


「…………そんなこと言われたの初めて…。」



そう言ってこちらへ歩いてきた。握手…、しよっかな?

私はどうすればいいのかわからないけど、とりあえず手を差し出した。

すると、魔女さんも手を差し出した…。



「これからよろしく、魔女さん‼」


「うん、よろしくね」



そうして、お互い手を握り、新たな友達ができたのだった

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