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トレイン 二人きりの車両

漫画の前半部分をノベライズ化したものです、物語の全編は漫画で配信しています。




「きゃ」

声のした方向を見ると風で同じ高校の女子のスカートがめくれあがり白い下着があらわになっていた。

地下鉄で電車がホームに入ってくる時の風でめくれあがったのかという結論に達すると


「まもなく1番線に電車が参ります」


という聞きなれたアナウンスが流れ、暗闇に包まれたトンネルに光る2つの目が確認できる。

下着を凝視した事を咎めるようにこちらを見ているようだ


「今日は白なんだ」

「もう見ないでよー」

女子高生の会話と同時に電車がホームに『フオーーンと』警笛を上げながら滑り込んでくる。


停車した電車の車両が会話してる女子高生達とは別なのかと残念な気持ちで電車に乗り込むと、扉の向かい側の席に一人の女子高生がスマホを見ながら座っている、この車両にはオレとこの女子高生だけのようだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


座っている女子高生は黒髪をポニーテルにして清楚な感じの顔立ちをしている


ふとスカートに目を向けると下着が見えそうなくらい短いスカートを履いている、顔にまた目を向けるとなぜか既視感を感じる


「まもなく扉が閉まります」

アナウンスが流れると同時に彼女が中学3年の時のクラスメイトのユキさんだと気付く



オレは彼女の前に立ち「ユキさん?」と声をかけると、スマホから顔を上げた彼女はオレの顔を見て

「あっ、サッチー?」と返してくる。


あまり話した事もないのに中学時代のあだ名で呼ばれたことに少し驚くが

「そう、久しぶり」と返すと

彼女はなぜかうれしそうに

「わぁー久しぶり、一年半ぶりくらい?突っ立てないで隣座りなよ」

と座るように促される



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



隣に座ると香水かシャンプーの匂いか分からないが、いい香りがする

短いスカートから見える太ももは白くて張りがある


「午前中にいるって事は今日テストだったの?」とユキさんは聞いてくる

「そう今日まで、ユキさんも」

「うちの学校は明日まで」

「高校どこだっけ?」

「コクジョ、女子高だよ」

「女子高ってどんな感じなの?」

「みんなアイドルとかの話ばかりしてるかな、男子いないからつまんないよ」

「そうなんだ」

と平静を装って話をしていても短いスカートから見える白い太ももに目が行ってしまう。ユキさんから発せられる香りで少しおかしくなっているのかもしれない。


「共学でしょ?付き合ってる人達とかいるの?」

と少しこちらに身を乗り出し聞いてくる。彼女の太ももがオレの太ももに少し触れる。電車内とはいえこの車両にはオレとユキさんしかいない密室だ。


ふと、もしかしたら男子のいない環境にいる彼女は男子を求めてるのかもという邪な考えが頭によぎり、それを確認するために少し性的な話をしてみることにした


「まあ、授業終わった後にしてる人はいるよ」

と返すと

「マジで、学校で?」

と頬を赤くしながらたずねてくる。

「この前忘れ物取りに教室戻ったらしてたよ」

と言うと、彼女は顔を紅潮させ言葉を失っている。間髪入れずに

「あとは授業中に男子のあそこを女子がさわってることもあるかな」

と言いオレの股間を自分で指さすと、彼女はオレの指さした方向を無言で凝視している目には少し輝きがある。



男子に興味がある事を確信した俺は彼女に

「さわってみると」

と尋ねる

「何言ってるんだこんな所で‼」

顔を赤くして怒り出すが、俺には触れてみたいという内心を突かれて恥ずかしくて怒っているように見えた


「3年間異性にさわらないのもったいなくない?」

と冷静に返すと、彼女は少し思慮した後で

「じゃ、少し触ってみようかな」

と言いオレを上目使いで見た後、顔を赤くしながらオレのあそこに白くて細い手を伸ばす。


電車の警笛が2人だけの車両に鳴り響くこれからしようとする事を警告するように




ご愛読ありがとうこうございました。後半は漫画で配信しているので良ければ読んでください。

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