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愛犬達と異世界放浪旅  作者: 咲藤 ユキ


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『……おんなじ?』


 アスターに抱っこしてもらっていたフローラが、突然そんな事を呟いた。


「何かが一緒ってこと?」


『んーと、えっと……?』


 一生懸命考えている。どう表現するか悩んでいるのかな?頑張っているフローラには悪いけど、めちゃくちゃ可愛いだけなんだよねぇ。


『ふわふわ、ってしてる!』


 フローラのお顔がパアアア、と輝くような笑顔になった。フローラとしては答えが出たのね。でもごめんね、私達がイマイチ分かっていない。


『娘よ、ふわふわ、とはどう言う意味なのだ。』


 白虎とフローラの間で何やらやり取りが交わされる。


 ふわふわ、って何だろう。空気感?違うか。でも近しい感じ?リラとソラとおんなじと言うなら、……あ、分かった!


「ふわふわ、って、オーラの事ね!」


「成程。」


 オーラ、という言葉が出てこなくてふわふわって言ったのね。


「オーラって、目視できるようなものなのか?確かに魔力は直接視ることは出来るが、オーラは別物だ。それが視えるとは……。」


『我等神獣はオーラの視認を可能とするが、視えるようになるまではその個体による。だが、生まれてそう経っていない個体が視認出来る事は、ほぼ無いのだよ。』


 白虎が一瞬驚いた表情を見せたが、直ぐに理解して説明してくれた。フローラが特殊なのかもしれないね。


『あ、そっか。そう言えばそうだったね。でもオーラは個体差あるよ?人間もそうだし。』


『それだけ其方らは特別なのだろう。』


『んー、そうかもしれないね!』


 最早何でもありだなと思考を放棄しかけたところで、モゾモゾと1匹が動いた。水を飲むとこちらへトコトコと歩いてくる。


「リク、おはよう。」


「よく見分けがつくな。」


 そりゃね、うちの子ですから。

私の目の前まで来ると伸びをして欠伸をひとつ。可愛いなぁ、と思っていたら飛び乗ってきた。


「あっぶな!……君はそういう子だったね。危ないからダメだよ。」


 抱っこして欲しかったらしい。リクとモネは何故か高いところが平気なんだよね。リクは特にビビリな方だったはずなんだけど。で、こうやって甘えたな時に飛び乗ってくる。危険なので抱き上げるようにしていたんだけど、久しぶりだったから忘れてた。


『またねぇねと一緒にいられるようになったのが嬉しいんだって!』


「通訳ありがとう。そっかぁ。」


 それは嬉しいね!とリクを撫でる。リクは体格が大きくて結構筋肉質で、もちもち感は控えめだ。それでも可愛いもんは可愛いのだよ。

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