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話している間にソラも目を覚まし、いつもの元気な挨拶をしてアスター達を起こしに行った。朝食や支度を済ませ、取り敢えず子ども達の目が覚めるまで待つことにし、各々寛ぎ始めた。私はあの子達のお世話ように色々と準備し、様子を見ながらもふもふタイムだ。
暫くすると、1匹が目を覚ましたのでパグの姿になったリラに様子を見に行ってもらう。その様子を見守っていると、次々と目を覚まして皆んな起きた。ソラにも行ってもらうと、どうやらリラとソラの認識はできたっぽい。リラとソラに対しての警戒心はもう無いかな?
『ねぇね、名前呼んであげて。』
「え?でも……。」
『だいじょーぶ!ねぇねだって、ちゃんと分かってるよ。』
……本当?
拒絶されたら私立ち直れないよ?
「リク、ラン、モネ、ハク、ウミ……おいで。」
両腕をめいいっぱい広げているといったっ!
「ふぐぅ!」
『あ。』
『ねぇね大丈夫!?』
「みぞおち……クリティカルヒットした……。」
私今どうなってる?
一応頭は打ってないけど、とんでもない衝撃だったよ。
「ユリシア、大丈夫か?」
「ちょっと大丈夫じゃないけどありがとう……。」
成程、5匹が一斉に突撃してきて私は下敷きになったのね。
アスターに救出され、1匹ずつ下ろして念の為怪我がないかチェックする。君達頑丈だね、怪我なんて無いし超健康体だよ。寧ろ怪我したの私の方だね。でもこの子達可愛いからいいや。
「先にご飯とかトイレとか済ませようね。」
コテージの外周には新たに柵を作っておいたし、子ども達が結界を認識できなくても大丈夫な仕様にしておいた。外に出ても私の目の届かない範囲へ勝手に行ったりしないはず。
アスターに対しては、多少の警戒心はありそうだけど威嚇したりしなかった。寧ろどちらかと言うと友好的な様子なので懐くまでそう時間はかからないかな。
お世話をしながら様子を見ていたが、こっちに来てからのリラとソラと殆ど変わりない。いきなり空中を移動したりしないので落ち着いて見えた。
「この子達は、ソラの言う通りユリシアの事が分かっているようだな。」
「そうだね。じゃなければ今頃めちゃくちゃ吠えているし。」
知らない人への警戒心は、皆んなかなり強かったから。特に男性に対してはかなり吠えるし威嚇するし。そう考えたら、アスターが特別な気がする。
「……結構個体差があるのだな。ハクとリクは男だったか?見比べると大きいんだな。」
「そうだね。ハクとリクは骨格がそもそも大きい方だと思う。」
後でリボンを作ろう。




