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先ずはステータスの理解からかな。


「リラ、ソラ、さっきのステータスについて、一個一個説明して欲しいな。」


『うん、わかった。名前は説明しなくていいよね。にんげんだとたまにぎめいの人もいるよ。でも、ねぇねは慧眼をもってるから、本当の名前もわかるよ。年齢はステータスにそのまま出るよ。』


「そうなんだ。人間で偽名を使う人もいる……身分が高い人とか、悪い人が偽名を使っていたりするのかな?」


『身分って、えらい人と普通の人とか、そういうのでしょ?たしか、どこかの国で王子さまがぎめいをつかって城下町を歩いていたよ。』


「そうなんだ。身分についてちゃんと分かっているね、すごいね!成程、この世界も国があって、身分があって、城下町って事は栄えている所があるみたいだね。身バレ防止ってやつか。」


『ねぇねのスキルの慧眼は、ほかの人のステータスも見えるし、にせものもわかるよ!』


「そうなんだ。じゃあ慧眼はそういう効果もあるのか。慧眼は人前で使う時は慎重にならないとだね。種族はリラ達みたいに、人以外にもあるんだね。」


『うん。いちばん多い種族は人間だけど、ほかにも魔法使いのエルフとか獣人、ただのどうぶつじゃない魔物もいるよ。』


「へえ、やっぱり異世界っぽい種族もいるのね!詳しくはまたそのうち調べるなりしよう。」


『じゃあ次は、体力と魔力だね。体力はからだにきずができたりすると減っていくよ。大きなけがとか病気になるとたくさん減るから気をつけてね。くすりや魔法で回復できるよ。』


『でも、魔法やくすりでなおらない病気もあるから、ねぇねきをつけてね!』


「うん、分かった。怪我とか病気の具合によって、体力が減る量も変わるのね。気を付けるわ。」


『次は、ねぇねの職業だね。地球といっしょで、人間はいろんなお仕事をしているけど、ギルドっていうのがあって、ギルドごとに冒険者とか、テイマーとか、職業があるよ。おしろにいるえらいひとは、さいしょうとか、きしだんとか、色々あるよ。』


『ねぇねは、まだこっちに来たばっかりだから、まだえらべないけど、魔法とかつかえるようになったら、えらべるようになるよ!』


『ねぇねは私たちもいるし、テイマーとかどう?』


「本当にファンタジーね。テイマーか、良さそう。」


『つぎはー、ぞくせい!』


『魔法には、生活するために使う汎用魔法と、戦ったりするときに使う戦闘魔法があるよ。どっちも属性があるけど、汎用魔法は属性にあんまりこだわりはないから、こんなことしたい、ってイメージして使うの。』


「成程、魔法にも種類があって、ステータスの属性は基本は戦闘魔法の属性が関係するのね。」


『うん!ねぇねは属性がぜんぶだから、とっても強いんだよ!魔力もたかいから、たくさん魔法を使える!』


「あのステータスの魔力は、そういう事だったのね。」


ソラの言うとっても強いとは、人間ならまず持ってない、って言う意味かな?

現時点で比較……は、この子達しか居ないしそもそも種族とかの違いもあるだろうから、取り敢えず考えるのは後回しにしましょう。


『ねぇね、人間は多くてニ属性しか持てないけど、ねぇねは特別なんだよ。』


あら、リラちゃんに思考読まれちゃった。


「うーん、回帰者とか、地球から転移しているから?こことは別の世界に居たもんね。」


『うん!』


「因みに、属性って何があるの?あくまでも私が色んなゲームや小説とかから得た知識っていう前提があるけど、炎とか水、雷とか。特殊な属性もあったりするよね。」


『えっとね、炎、水、風、雷があるよ!』


「成程、四つあるんだね。治癒とか回復の魔法はあるの?」


『治癒魔法はあるよ。特別な魔法で属性はないよ。』


治療系はやはり特別らしい。

使える人も限られたり、そういう専門職があったりして人数も多くいないのかもしれない。


「やっぱり治癒って特別なんだね。使える人も、きっと限られているんでしょう?」


『ちゆしって呼ばれてる!』


『地球だとお医者さんだね。』


『魔法が使えるお医者さん!』


「ちゆし……あ、治癒師か。魔法が使えるお医者さんね、分かりやすいかも。治癒魔法って、私も使えたりする?」


もし私も使えるなら、この子達や自分が怪我をしたりした時に何とか出来るからね。


……あれ?

リラもソラも微妙な表情をしている。やっぱりちょっと難しい事なのかな?


『えっと、ねぇねは多分治癒魔法使えるんだけど、すぐには使えないとおもう。』


『ねぇねが魔法に慣れたら、いっしょに練習しよう!』


「分かった、ありがとう。」

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