表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/4

エリザベスの真実

(エリザベス視点)

全てが丸く収まった今、これからは、自分の幸せを考えよう。


だって、私、ループ二回目なのよ。


前回は、思い余った姉が、アンドリューとの婚約破棄を勝手に申し出てしまった。


そのせいで、我が家は不敬罪に問われた。何とか死罪は免れたものの、財産は没収された。


私は後悔した。なぜ、姉の気持ちに気付かなかったのか。あんな行動に出るほど、思い詰めていたというのに。


使用人が全て去った後も、フェリスだけは、ずっと私たちの傍にいてくれた。正確には、姉の傍にいてくれた。姉を好きなのは、誰の目にも明らかだった。フェリスは有能だったから、家庭教師などをしながら、私たちの生活を支えてくれていたのだ。


数年後、街の片隅で細々と暮らしていたある日、噂を耳にした。隣国の者が、首元にフルール・ド・リスの痣のある青年を長年探していると。


私は、苦労して隣国の者と接触した。ようやくフェリスについての全貌が明らかなった。フェリスを隣国の陛下と会わせることができれば、道が開ける。と思っていた矢先、革命が起きた。


革命に巻き込まれた私は、気が付いたら、十六歳の自分に戻っていた。


姉は、まだアンドリューと婚約したままだった。


「悩んでいることがあるなら、相談して欲しい!」


私は、全力で、姉に悩みを打ち明けさせた。


その後は、計画通りに上手くいった。けれど、革命まで、あと三年。


このまま王太子妃となれば、革命の末に処刑されるのは目に見えている。


さて、どうするか?


前途多難だわ。


エリザベス、大変だったね。と思った方は、★★★★★とブクマをお願いします!

最後までお読みいただきありがとうございました!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] エリザベス有能すぎ! って思ったら2週目でしたかw続き待ち遠しいです。
[気になる点] 終わり方がとっても不穏! 続きありそうですね。 [一言] 妹頑張ったけど実はまだ半分くらいしか成功してないのか…このまま革命に雪崩れ込んで三回目に入ったりしないよう、頑張って…!!
[気になる点] エリザベスはこれからどう革命から逃れるのかすごく気になります。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ