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Perfect murders  作者: ファンセバスチャンなおき
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飯島②

それから直哉と共に2週間ほどを飯島を尾行した。ただこれといって動きもなく、新しい仕事を見つけるわけでもなく、母親から頼まれた買い物をするためにスーパーの行き帰りをしていただけだった。

ただ母親を尾行すると意外な事実がわかった。70歳後半くらいだろうか、しっかりとした足取りで駅前の企業に入っていった。企業の名前は<飯島建設株式会社>と書いてある。その後ネットで調べると従業員が30名程度いる建設会社のようだ。飯島の父親が社長だったようだが、10年ほど前に亡くなってからは母親が社長となり、切り盛りしているようだ。

私は社長なのに、なぜあんなオンボロアパートに住んでいるのか不思議に思った。

母親がいない時間は平日の8時から17時だ。この時間帯に自然に飯島を連れ出し、殺害する方法を考えた。

このアパートは常に満室だが、入れ替わりが激しい。つまり引越しが多く、家具家財の出し入れも多いのだ。

「直哉、こんなプランどうかな?」

おもむろにルーズリーフに描いたプランを見せた。

「引越し業者を装って、まずチャイムを鳴らす。もちろん部屋番号を間違えましたを装うんだけど、頚動脈に即効性のある睡眠剤を刺す。あとは冷蔵庫を形どったケースに飯島を詰めて、直哉と俺が運び出す。その後は山梨方面で遺棄するって流れはどうかな」

「それだったら、ほとんど後が残らなそうだからオッケーだよ」

「よし、じぁそれで。後は両隣の住人がいないタイミングでいこう。おそらく平日10時がちょうど良いはずだ」

決行は来週の金曜日。それまで準備を怠らない。


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