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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

BL短編集

ほつれ糸

作者: 藍上央理

<プロフィール>

商業では粟生慧で執筆しています。

おもに電子書籍ではBL中心です。

商業の内容はほぼエロです。


「ちょっと屈んで」

 君に言われて、足を止め、背を丸めた。背後に回る君の気配を感じる。

「糸がね、ほつれてる……」

 そういって、君は僕のシャツの襟に手を伸ばした。

 襟足につつと君の指が当たって、僕は心の中で「あ」と声を漏らした。火照る頬を君に見せることはできない。けれど、きっと短く刈った髪から出た耳たぶは、おかしなくらいに真っ赤だろう。

 くんと襟首を後ろに引っ張られ、ぷつんと音がした。

「とれたよ」

 こんな風に、君と僕の関係が切れてしまわないように……。切れてしまった糸のように丸められてくずかごに捨てられてしまわないようにするためなら何でもする。

 友達のままでなら、君は僕と一緒にいてくれますか?

 無害で、君のために何でもする友人だったら、君は僕を傍に置きますか?

ご感想お待ちしております。

なお商業収録作品は除外しております。

「キミイロ、オレイロ」関連作品のみ。


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